軽井沢安東美術館は、2022年10月にコレクター安東泰志・恵夫妻により開館した美術館。藤田嗣治氏のみの作品を蒐集されており、「猫」と「少女」の絵を中心に、約20年間で約200点の初期から晩年の聖母子像や宗教画までの作品を蒐集されている。
写真撮影は可能なのだが、1点撮りは不可で、3点以上を撮影しなければならない。

春の特集展示として「藤田嗣治 エコール・ド・パリの時代 1918~1928」
「渡仏ースタイルの模作から乳白色の下地へ」「旅する画家ー中南米、日本、ニューヨーク」「ふたたびパリへー信仰への道」「少女と猫の世界」などのテーマに分かれての展示となる。

右の作品:「街はずれの門」1918 
藤田氏がアンリ・ルソーと面識はないが、影響を受けている作品とのこと。
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左の作品:「二人の少女」1918 初公開作品 
モディリアーニが描いた「二人の少女」の構図や視線の影響を受けているそう。
中の作品:「壷を持つ女性」1920 
2番目の夫人であるフェルナンドが敬虔なカトリック教徒だった為に宗教的な作品が多い。この作品もモディリアーニの影響を受けていると。
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左の作品:「腕を上げた裸婦」1924 
西洋の油彩技法に、日本画の要素を取り入れて成功した「乳白色の下地」の作品。東京国立近代美術館にある「五人の裸婦」の左から2番目の女性と同じ構図。
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東京国立近代美術館の「五人の裸婦」は:
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フランスのランスで、藤田嗣治氏が建てた教会の壁画の下絵。
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特別展示「『エロスの愉しみ』より」
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サロン・ル・ダミエなる場所があり、不定期でコンサートなども開催されているのだそう。コーヒーなど飲み物がフリードリンクでいただけ、藤田嗣治氏の生涯などのビデオが流れている。
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ステンドグラスがある。
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会期:3月7日~7月23日’24

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