何度もいつまでも伝え遺したい「チキュウ・ウチュウノキセキ」を描いた40数点の作品を展示している。(撮影は不可の為、画像はHPなどから)
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「海と空 Sea and Sky」2017
2024

「浅間山」2023
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「フラットウォーター」シリーズ 
新しいモチーフを探すべく、ハワイ島でヘリコプターをチャーターして廻っていて、溶岩の上にヘリコプターが降りた時、未だ足元は温かい新しい出来立ての風景に遭遇。自然の水が湧き、鏡のように波ひとつ立たずに平らで、その水を絵に表現しようとした。が、日本画の岩絵の具だけでは光沢のある色は出ない為、チタニウムを混ぜて描いた。現地の石を拾って使ってもみたが上手くいかず、トリチウム(電気石)を使って描いているとのこと。
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各所に「ウォーターフォール」シリーズがある。
千住博氏曰く、美術は見えないものを見えるようにするものであり、滝を通して時の流れを描きたいと思ったとのこと。パネルに貼った黒い和紙に黒い顔料を塗り、画面を立てて、白い顔料を上から下へ流し、エアブラシで表情を付けていくという手法で描かれている。
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「デイフォール Dayfall」2007  「ナイトフォール Nightfall」2007
ブラックライトを当てることで、蛍光塗料の絵の具により、昼や夜の滝が演出される2作品がある。
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「ザ・フォール The Fall」1995 
館内の一番奥の閉じられた特別な部屋に、縦3.4メートル、横14メートルの大作がある。1995年ヴェネチア・ビエンナーレの名誉賞を受賞。定期的にライトアップされ、春夏秋冬が映し出され、とても綺麗だった。
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会期: 3月1日~12月25日’24

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