以前に、青山の岡本太郎記念館や、川崎の岡本太郎美術館に行ったことがあるが、今回は岡本太郎作品をオマージュしているヤノベケンジ氏が GINZA SIX のみならず、岡本太郎記念館で「ヤノベケンジ:太郎と猫と太陽と」を開催されているので行ってみることに。

宇宙船「LUCA号」に乗って地球に到達した「SHIP’S CAT/宇宙猫」が、無機質だった地球に生命を着床させた、太陽の塔はそのときの宇宙船であり、いま大阪で見下ろしている太陽の塔はその亡骸、という、ヤノベケンジ氏の壮大な物語による。
GINZA SIX の「BIG CAT BANG/猫大爆発」と併せて、ひとつの展覧会になるとのこと。その GINZA SIX の様子は:

まず庭に、大きなSHIP'S CATが。
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小さな猫ちゃん達も。
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岡本太郎氏のアトリエも、良く良くみると、猫ちゃんだらけ。
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ヤノベ氏が、このように書かれて解説しておられる:
「LUCA号の内部に展示されている石は、炭素質コンドライトという隕石で、アミノ酸などを含んでいた事から、生命の起源が宇宙より飛来したとされる説(パンスペルミア説)を裏付けるものです。北アフリカで採取されました。」
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全く知らなかったのだが、2003年に、ヤノベケンジ氏が太陽の塔の眼の部分まで登られ、その様子のビデオが流れていた。
1970年の大阪万博開催時、無断で太陽の塔の目玉の所まで上って腰掛け、「万博をぶっ潰せ」と叫んでストをした「目玉男」と呼ばれた男性がいた。後年、ヤノベ氏は「目玉男」に会いに行ってインタビューし、反体制の意志を貫いたことを聞いて、2003年「太陽の塔、乗っ取り計画」と称し、「目玉男」と同じようにヤノベ氏ご自身が目玉に上ることを計画。当時存命だった岡本敏子さんは、既に亡くなっていた岡本太郎氏ももしその計画を聞けば喜んで勧めただろうとインタビューで答えられていた。ヤノベ氏は、アトムスーツにヘルメットをかぶって登られたのだが、許可なく勝手に登っておられるので、警備員が何処にいる?などと地上の担当者とやりとりをされているのも面白かった😂
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会場:岡本太郎記念館
会期:7月12日~11月10日’24

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