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東山エリアへ。

佐々木類 「記憶の眠り」
この地域の暮らしを支えていた麻栽培はもう残っていないが、県内最古の村長宅を会場とし、麻のインスタレーションの奥に作品がひかえている。ガラスの間に植物を挟んで焼成して制作しており、高温で灰になった植物から空気や湿気が泡になり、それがガラスの中に閉じ込められている。ガラスは黒部ダムの建設事務所として使われた建物で使用されたものを再利用している。
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庭には、麻の皮をむいた後の柄麻のオブジェが立っている。
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以前に見た佐々木類氏の作品は こちら

ソ・ミンジョン Seo Minjeong 「黒い跡」
雪の上に倒れた木を連想される作品は、発泡スチロールに炭化された樹木の熱によって作られた焼け跡によるもの。
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船川翔司 「AWHOB-O- ある転機と此性の観察局 ー大町ー」
AWHOB とは、観天望気や気象観測データに基づき、普遍的な現象から個別の性質や特徴を観察する機関とのこと。
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岩山に模した中からは音がなり、岩の間から風が吹いてきて、葉を揺らしている。
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目[mé] 「Tangible Landscape」 2017制作
鷹狩山の山頂にある空き家を大々的に作品としている。階段と柱や欄間がところどころに残る程度で、白い世界から広がる北アルプスの景色を望む開放感が対照的。とにかく面白い!
靴を脱いでこの穴?から入る。
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途中で二股に分かれていたり。
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この縦に細いくぼみが実は階段の登り口。
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二階には、狭い狭い畳の部屋があり、また白い世界へ・・・
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二階は梁が多いので、それをまたいだり、くぐったりしながら進む。
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ここが出口。
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家の外観。左にパラボラアンテナが付いているので、近年まで使われていた?
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今までに見た 目[mé]の作品は:

ルデル・モー Ledelle Moe 「Folding」
1899年(明治22年)頃に、人力で掘削した幅4.7メートル、高さ4.3メートル、奥行き約70メートルのトンネルは、1987年(昭和62年)に廃道となったが、そこを会場とし、地元の竹や土を使って日本の土壁に使われてきた工法を制作技法としたのだそう。
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東山エリアは多数あるので、続きは<5>へ。

会期:9月13日~11月4日’24
会場:長野県大町市

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