岡本太郎氏 「リオちゃん」 1983
1980年代に、紡績工場跡地活用の相談を受けた株式会社ダスキンが、「ミスタードーナツ」に次ぐ新たな業態として開業したレストランのシンボルマーク。
ダスキンが展開していた吹田市芳野町のエンターテイメント型レストラン「カーニバルプラザ」の看板として制作されたもので、縦横約5メートル。
店舗のシンボルマークデザインは、“ カーニバル → リオデジャネイロ → 太陽 → 太陽の塔 ” という連想ゲームのような発想から、岡本太郎氏に依頼することになったというから驚いてしまう。
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店内で使用するエプロンやビールジョッキなどにもこのマークをデザインされていたのだそう。以下の画像はダスキンのHPより:
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あいにく2007年にレストランは閉店するが、吹田市立博物館で開催された「'07 EXPO '07 わたしの万博」展へ出品された。​
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その後、吹田市に譲渡されてしばらく博物館に設置、その後の2011年に豊津公園内に移設されたとのこと。名称は特になかったが、市民により「リオちゃん」と名付けられたのだとか。

大阪光の饗宴2024の一環としての「第5回エスコタウンイルミネーション」にも組み込まれていて、イルミネーションが施されていた。

場所:豊津公園
イルミネーションの会期:11月8日’24~2月2日’25

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