ヤノベケンジ氏「生命の旅」が、2025年開催の大阪・関西万博に向けた新たなシンボルとして、大阪モノレールの大阪空港駅改札外に2024年3月から常設公開されている。
約2カ月かけてオリジナルの原画を描き下ろした作品で、原画をもとに、静岡県熱海市にあるクレアーレ熱海ゆがわら工房で、7人のステンドグラス職人によって製作された縦2.18メートル、横12.38メートルの大型のステンドグラス。全52色2,032ピースにおよぶ手吹きのアンティークグラスで構成されているとのこと。
背景には透明感のあるガラスを使用し、キャラクターには不透明なガラスを使用。不透明なガラスの中には、あえて透明なガラスに研磨剤を吹き付けるなどして(サンドブラスト)ガラスの表面をすりガラス状にしたものもあり、キャラクターの輪郭線も、太く描くキャラクターとそうでないキャラクターを描き分けることで、遠近感を表現しづらいステンドグラスでのチャレンジとされたのだとか。
大きく描かれているキャラクターの目は、ガラスを重ねて溶かして熔着させて立体的にしている。
「旅の守り神」として制作された巨大な猫の「SHIP’S CAT」を中央に、ヤノベ氏が生み出した守り神や守護獣が8組描かれており、人々の旅を見守っている。8組のなかには、「太陽の塔」のオマージュである巨大な宇宙船に、無数の「SHIP’S CAT」が乗っている「LUCA号」が新たなキャラクターとして登場し、ビックバンから現在まで生命を運ぶ象徴的な存在として誕生しているとのこと。ヤノベ氏のキャラクター総動員と言った印象。
「SHIP’S CAT」(2017~)
太古から船に乗せられ、特に大航海時代には、ネズミから貨物や船を守り、疫病を防ぎ、時に心を癒す友や危険を予知する守り神として、船員と一緒に世界中を旅した「船乗り猫」をモチーフにした猫の巨大彫刻。宇宙を航海する未来の希望を予兆し、安全や出会いを助ける守り神となって、混迷する世界においても、人々や若者の旅を導いて欲しいという願いが込められている。今までに見た作品は:
過去・現在・未来を見つめ、希望の象徴としての「輝く太陽」を右手に持ち大地に立つ巨大な少女像。「サン・チャイルド」の姉のような存在であり、世界中のすべての災害からの復興・再生を見守っている。その立体作品は:
右手に希望を象徴する「小さな太陽」を持ち、左手にヘルメットを抱え、顔に傷があり絆創膏を貼りながらも、放射能の心配のない世界を取り戻した未来の姿を表した全6.2メートルの巨大な子ども像。今までに見たその像の様子は:
「ラッキードラゴン」(2009)幸運をもたらす空想上の霊獣である龍を船に取り付けた、河川を回遊する彫刻作品。長い首を持ち上げ、炎や水を噴いたり、羽を広げたりすることができる。
約2カ月かけてオリジナルの原画を描き下ろした作品で、原画をもとに、静岡県熱海市にあるクレアーレ熱海ゆがわら工房で、7人のステンドグラス職人によって製作された縦2.18メートル、横12.38メートルの大型のステンドグラス。全52色2,032ピースにおよぶ手吹きのアンティークグラスで構成されているとのこと。
背景には透明感のあるガラスを使用し、キャラクターには不透明なガラスを使用。不透明なガラスの中には、あえて透明なガラスに研磨剤を吹き付けるなどして(サンドブラスト)ガラスの表面をすりガラス状にしたものもあり、キャラクターの輪郭線も、太く描くキャラクターとそうでないキャラクターを描き分けることで、遠近感を表現しづらいステンドグラスでのチャレンジとされたのだとか。
大きく描かれているキャラクターの目は、ガラスを重ねて溶かして熔着させて立体的にしている。
「旅の守り神」として制作された巨大な猫の「SHIP’S CAT」を中央に、ヤノベ氏が生み出した守り神や守護獣が8組描かれており、人々の旅を見守っている。8組のなかには、「太陽の塔」のオマージュである巨大な宇宙船に、無数の「SHIP’S CAT」が乗っている「LUCA号」が新たなキャラクターとして登場し、ビックバンから現在まで生命を運ぶ象徴的な存在として誕生しているとのこと。ヤノベ氏のキャラクター総動員と言った印象。
「SHIP’S CAT」(2017~)
太古から船に乗せられ、特に大航海時代には、ネズミから貨物や船を守り、疫病を防ぎ、時に心を癒す友や危険を予知する守り神として、船員と一緒に世界中を旅した「船乗り猫」をモチーフにした猫の巨大彫刻。宇宙を航海する未来の希望を予兆し、安全や出会いを助ける守り神となって、混迷する世界においても、人々や若者の旅を導いて欲しいという願いが込められている。今までに見た作品は:
新キャラクター「LUCA号」(2024)
「太陽の塔」のオマージュである巨大な宇宙船に無数の「SHIP’S CAT」が乗っている作品。ビックバンから現在まで生命を運ぶ象徴的な存在として誕生した。今までに見た「LUCA号」の立体作品は:
「KOMAINU ━Guardian Beasts━」(2019)
左右2体が1対となる「狛犬」をモチーフに、今日の地球環境の悪化、人類の分断や対立、国際紛争、感染症などから世界を守るための守護獣として制作された彫刻作品。
「サン・シスター」(2015)
「アンガー・フロム・ザ・ボトム」(2013)
かつて井戸は自然の恵みや共同体の象徴であったが、ゴミと一緒に埋め立てられていった。井戸の龍神が怒り、化け物となって顔を出し、水を吹き出して降りることを繰り返す巨大彫刻。ビートたけしとの共作。
「ジャイアント・トらやん」(2005)
子どもの守護神として制作された全長7.2メートルのロボット型の巨大彫刻。眼を光らせてまばたきしたり、腰や手を振ったりして歌って踊る。また、子どもの声に反応して火を噴いたりする。そのロボットの様子は:
「サン・チャイルド」(2011-2012)
「ラッキードラゴン」(2009)
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