独学で草花を木から彫り続けた36年をふりかえる個展。木の葉や花はこういう形と頭でも手でも覚えているとのこと。色は質感を出す為に、日本画に使う岩絵の具を使用されている。
作品を思いがけない場所に展示する手法の為、地図を頼りに宝探しをするように作品を巡るのも面白い。
まず美術館外に2作品:
「雑草」2024
須田氏が、多摩美術大学1年の18歳の時の作品。グラフィックデザイン専攻だったが、履修した立体造形の授業で、干物を彫って色を付けるという模型の課題が出され、1本300円程度の彫刻刀数本を買って彫ってみたところ面白いと感じ、これを機に木彫作家となられたのだそう。
「チューリップ」1989年頃 植物には全く関心が無かったが、徐々に興味を持ち、花屋さんで買ったチューリップを松の木で彫った初めての植物彫刻。
「象」1988-1992年頃 とても小さな作品。
地下に、人ひとりが入ることの出来る小部屋?がふたつある。
「バラ」2024
「ヒナゲシ」2024
「ミケリテ」2018 1階のバルコニーからより近くで見る事が出来るのだが、そこからの撮影は安全上禁止の為、地階から。
「雑草」1995, 2024
「雑草」2002,2024
「雑草(プラチナ)」2007 この場所を探すのは大変! 設置された建物の上にあるので、上階バルコニーからは辛うじて見える程度。普通に見上げても見えず、下から手を伸ばして撮るしかない💦
「ガーベラ」1998年以降
「ガーベラ」1997
今までに拝見した須田悦弘氏の作品は多数あるので、そのリストは こちら
会場:渋谷区立松濤美術館
会期:11月30日’24~2月2日’25

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作品を思いがけない場所に展示する手法の為、地図を頼りに宝探しをするように作品を巡るのも面白い。
まず美術館外に2作品:
「雑草」2024
「クロユリ」2024
須田氏が、多摩美術大学1年の18歳の時の作品。グラフィックデザイン専攻だったが、履修した立体造形の授業で、干物を彫って色を付けるという模型の課題が出され、1本300円程度の彫刻刀数本を買って彫ってみたところ面白いと感じ、これを機に木彫作家となられたのだそう。
「チューリップ」1989年頃 植物には全く関心が無かったが、徐々に興味を持ち、花屋さんで買ったチューリップを松の木で彫った初めての植物彫刻。
「象」1988-1992年頃 とても小さな作品。
地下に、人ひとりが入ることの出来る小部屋?がふたつある。
朴の木 1992
「東京インスタレイシヨン」1994
25歳の時、作品を発表する場所を借りる余裕がなかった為、銀座の駐車場に移動可能な小形展示場である東京インスタレイシヨンで、チチコグサモドキの作品を展示し話題となった。朴の木の実や花が展示された2回目の個展が再現されている。靴を脱いで入る。
「バラ」2024
「ヒナゲシ」2024
「ミケリテ」2018 1階のバルコニーからより近くで見る事が出来るのだが、そこからの撮影は安全上禁止の為、地階から。
「雑草」1995, 2024
「雑草」2002,2024
「雑草(プラチナ)」2007 この場所を探すのは大変! 設置された建物の上にあるので、上階バルコニーからは辛うじて見える程度。普通に見上げても見えず、下から手を伸ばして撮るしかない💦
「ガーベラ」1998年以降
「ガーベラ」1997
「ベルリン」1998年以降
「ベルリン」1997
「雑草」1995年以降
「雑草」1994
「朝顔」2024
「木蓮」2024
「スズメウリ」2024
「木蓮」1991
「紫木蓮」1992
「木蓮」1993年頃
「コブシ」1994年頃
「ドクダミ」2024
「沙羅双樹」1997 2002年頃
「春日若宮神鹿像」角・榊・鞍・瑞雲を補作 鎌倉時代
この作品は、ギャラリー小柳での個展の時に見た。杉本博氏の依頼で、小鹿の像に角、鞍、榊、そして雲を補作されている。
「随身坐像」手・弓を補作 平安時代
100年前ぐらい前に補作された際には、笏(お内裏様が持つような)を持っていたとしたそうだが、腕や手首の角度からすると不自然で、左手のこぶしは伏せて弓を持っていたのではないかと、今回須田氏が左手と弓を追加されて補作された。以前にロンドンギャラリー白金でこの作品を拝見した時に、ギャラリーの方が、100年前の修復時の左手こぶしの画像を見せて下さったり、はめこまれた手を外して解説して下さった。
「狛犬」左頬の補作 平安時代
この作品もロンドンギャラリー白金で拝見したもの。向かって右側の口元(=左頬)が欠けてしまっていたので、作り込まれているのだそう。
「優填王像」台座を補作 平安時代
「ぶどう」1990年代
「アサヒ飲料 アサヒ十六茶 原画」2010~2019
アサヒビール生シードル
ニッカウヰスキー この3つの原画は、コピー用紙に描いたものだったそうで、今回公開されているものは同様の用紙に印刷したものだそう。
今もって、もっと良い作品が出来ると感じておられるとのこと。
会場:渋谷区立松濤美術館
会期:11月30日’24~2月2日’25

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コメント
コメント一覧 (2)
な~が nagacumatz
が
しました