「開館50周年記念 1975甦る 新橋 松岡美術館」展。
開館50周年を記念としての展覧会の第一弾として、1975年11月25日~1976年4月24日まで新橋松岡美術館の「開館記念展」を、2000年に移転した白金台で再現したもの。多数の作品があり、以前と同じ常設作品などもあるが、「開館記念展出品作品」をメインとして見てみることに。
ロビー
エミール=アントワーヌ・ブールデル Emile=Antoine Bourdelle「ペネロープ」1912
下半身が上半身の数倍はあり、師であったロダンから離れて、制作した特徴が表れているとのこと。
エミール=アントワーヌ・ブールデル Emile=Antoine Bourdelle「ペネロープ」1912
下半身が上半身の数倍はあり、師であったロダンから離れて、制作した特徴が表れているとのこと。
ミネルヴァ ヘレニズム後期 BC100年頃
着衣には金箔や銀箔の跡があるとのこと。
着衣には金箔や銀箔の跡があるとのこと。
アルテミス ローマ期 1~2世紀頃
ヘレニズム後期のギリシャ彫刻をローマ期に模刻したもの。
アフロディテ ローマ期 2世紀頃
ゼウス ローマ期 2世紀頃
17世紀フランスの宰相リシュリューが収集していたが、フランス革命時に破壊され、後に修復されたもの。ローマ期に造られたので「ユピテル」とすべきところだが、1974年の収蔵時はギリシャ神話の法が馴染みやすかった為に「ゼウス」と付けられたとのこと。(ゼウスはローマ神話のユピテルと同一視されるギリシャ神話の主神)
古代オリエント美術 エジプト関連の4作品は常設の為に割愛
5 男子奉納像頭部 キプロス 紀元前6世紀
アフロディテ頭部 ギリシャ 紀元前1世紀
アフロディテ像 出土地不明 紀元前3~2世紀
メドゥーサ装飾陶板 シチリア島 紀元前3~2世紀
女性装飾瓦 エトルリア 紀元前5世紀末
中国仏教彫刻
如来頭部 唐時代 8世紀
ガンダーラ彫刻
菩薩半跏思惟像 出土地不詳 3世紀頃 松岡氏が1964年に取得
仏陀坐像 ガンダーラ 3~4世紀頃
菩薩立像 ガンダーラ 3世紀頃
菩薩立像 ガンダーラ 3世紀頃
菩薩諸相像 ガンダーラ 3~4世紀頃
仏陀坐像 ガンダーラ 3~4世紀頃
菩薩坐像 ガンダーラ 3~4世紀
インド彫刻
ラクシュミー 南インド 12~13世紀
ヴィシュヌ 中インド 12世紀頃-001
スーリヤ 東インド 11~12世紀
サラスヴァティー 東インド 11~12世紀
ハーリーティー 西インド 9~10世紀
樹神 西インド 11世紀頃
ヤクシー 西インド 11世紀頃
楽女 西インド 13~15世紀
ヨーギニー 東インド 11~12世紀
クメール彫刻
菩薩頭部 12~13世紀
日本画
重要文化財 伝 周文 「竹林閑居図」 室町時代15世紀
伝 周文 「山水図」 室町時代15世紀
伝 狩野永徳「達磨・花鳥図」桃山時代
酒井抱一「菖蒲に鷭」文政7年1824年以降
円山応挙「老松日ノ出図」展明年1787年
月岡雪鼎「傀儡(くぐつ)之図」江戸時代
岡本秋暉「花卉孔雀図」安政4年(1857年)
橋本雅邦「龍虎図」明治36~39年頃(1903~1906年頃)
橋本雅邦の作品は30件にもなり、開館した1975年時点で8件あり、開館記念展に3件出品された。
橋本雅邦「松竹梅七福神図」明治33~34年頃(1900~1901年頃)
川端龍子「安息」大正8年(1919年)
横山大観「梅花」昭和4年(1929年)
日本画のエリアの床の間にあった中国の焼き物:
柿釉 菊花文 柑子口瓶 中国明時代末 17世紀
多数あるので、東洋陶磁は -2- で。
会場:松岡美術館
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