Bertolt Brecht & Kurt Will 作

今年の新作ではあるが今日が最終公演となってしまった「三文オペラ」へ。残念ながら今年のトニー賞リバイバル作品部門にはノミネートされるも受賞には至らず。
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        主演のAlan Cumming         Pr.Peachum役のJim Dale

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       Prs.Peachum役のAna Gasteyer Polly役のNellie McKayにハグするBrian Charles Rooney

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         Lucy役のBrian Charles Rooney               役のLucy

開演する前から、役者の一人が衣装を着けて、片手にはグラスを持ちながらあちこちの客席を廻っていた。このような演出は初めて。

最終公演ということもあって、普段この演目では行われないカーテンコールも、退場する両脇の通路をUターンして舞台へ戻って行われ、感極まってシンディ・ローパーは泣いていた。
席が前から3列目という好位置だったこともあって、非常に細かい所作がわかって良かったが、やはり有名人のAlan Cummingや歌手と言えどもCyndi Lauperの声質は他の舞台俳優のそれとは違っていた。
Pr.PeachumとPrs.Peachum役の二人が良い(とりわけMrs.Peachum役のAna Gasteyer)。
Lucy役のBrian Charles Rooneyのハイトーンの美声は男性のファルセットボイスを超えた女性そのものの声で非常に驚かされた。
SEXシーンやポルノ雑誌、あげくの果てには局部の露出(フェイク)まであるので、観客は大人ばかり。皆この公演を楽しみにしていた人ばかりで、観客の雰囲気も非常に良く、舞台と客席の一体感があった。

Alan Cummingは早々にサインに応じに出てくれたが、Cyndi Lauperは最終日のパーティ会場で足止めされ1時間半待ったがその時点では未だ現れず諦めた為に見られずじまい。
隣でサインを待っていた人は今日のこの日の為にロサンジェルスから来たと言うことで、花束を買っていた