7月10日に62丁目パークとマディソンの間にあるビルのオーナーである医者がガス自殺を図り、ビルが崩壊。離婚の慰謝料として450万ドルを支払う為に500万ドル相当の価値のあるこのビルを売らざるを得ず自殺を。
医師は無事瓦礫の下から救出されたが、5日後に死亡。
連日、その分かれた妻やその娘の写真が新聞の一面を賑わせていた。

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その医師以外の死者は無かったが、一時はテロ?とも騒がれ、62丁目の通りはしばらく封鎖された。
ビルの横や裏の建物、道を挟んだ向かいのガラス窓も吹き飛ぶ始末。
ビルの裏のレストランGEISHAも大きくダメージを受けたとか。
斜め前がエルメスという超超高級なエリアで起こっただけに、未だに見物している人もいた。

後記(7月13日付けのNYタイムズ)
離婚後5年も続いた所有権争いの末に妻の手に渡ることに決まっていたビルで死のうとした。しかし、一つの要因として、NY州の離婚法に双方の責任を問わない簡略な「破綻離婚」を認めない為であると。破綻離婚がないNY州では、家族間訴訟を増やして弁護士の報酬を吊り上げる結果となっているが、破綻離婚を認めていないのはなんとNY州のみとのこと。

後記その2(8月18日)
この場所が売りに出された。800万ドルとのこと。(約9億2000万円・・・税金入れたら10億円???)