約二年前にも観たが、今回はビリー役にR&B界のUSHERアッシャーが期間限定で出演するとのことだったので行ってみた。
前回の後で映画を観て今回再度舞台を観た為、ずいぶん見方が変わってしまったが、ボブ・フォッシーの洗練された舞台であることには変わりは無い。
主演のロキシー役は映画と同じようなイメージだったが、ヴェルマ役は白人ではなくアフリカ系の小柄な女性だったのでイメージが少々異なった。

いかんせんビリー役の歌は3曲しかなく、前半の2曲は彼の歌を堪能できるが、後半の1曲はダンスが主でアッシャーのダンスを見ることが出来てもせっかくの歌唱力が発揮できずに残念。
すでに観た友人がもっと彼を観たい聴きたいと思う物足りなさを感じると言っていた意味がわかった。
ただ、ネイティブスピーカーでもない友人と私の二人共が感じたのは、彼のセリフ部分は棒読みのきらいがあり歌手のお芝居はやはりミュージカル役者のそれとは違うというのが正直な印象。

舞台終了後、待っていたファンにサインをしてくれ、友人は握手を、私は頬をさわってもらって大感激の超ミーハー状態。
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とにかくアッシャー効果でシカゴの売り上げが前人未到らしく、6週間期間限定のはずが延長され10月14日までアッシャーが出演することとなったと今日のテレビのニュースで言っていた。

後記
せっかく公演が伸びたが、10月6日の公演からアッシャーが溶連菌(Strep Throat)に感染した為に降板した。
その為、チケットの払い戻しを求める客が続出し、払い戻し総額は40万ドルになったとか。
もともと、アッシャーが出演した公開初日のチケットセールスが過去10年間における「シカゴ」の平均興行成績の5倍以上の20万ドルを記録するブロードウェイミュージカルでは異例の大ヒットになっていた。