by Giacomo Puccini
conductor: James Levine
Cio-Cio-San: Cristina Gallardo-Domas
Pinkerton: Marcello Giordani
U.S. Consul Sharpless: Dwayne Croft

今期からメトロポリタンオペラの総支配人に、レコード会社の社長とプロデューサーを務めたピーター・ゲルブ氏が就任し、今回メトロポリタンオペラ史上初めてのオープンハウス。
映画アカデミー賞受賞作の「イングリッシュ・ペイシェント」の映画監督であるアンソニー・ミンゲッラが演出を大きく変えた蝶々夫人のファイナルドレスリハーサル、開演前ディスカッション、終了後の質疑応答、バックステージツアー、以前の衣装&今回の衣装や小道具の紹介、人形遣いによるデモンストレーション、折り紙実演講座などが企画され、お昼ご飯の軽食までついて無料。

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   オペラハウスにかかる横断幕   今日の日の為のポスター

演出が斬新で、通常日本人が観ると違和感が多い西洋人による日本人像の舞台だが、新しい表現方法や舞台装置により十分に楽しめた。
US Consul Sharpless 役のDwayne Croftは今年4月に観た"La Traviata"のアルフレッドのお父さん役で光っていた彼だった。
舞台が始まる前のピーター・ゲルブ氏の挨拶時は観客から大喝采。
一幕目が終わった時には、NY市長のブルンバーグ氏とゲルブ氏が再び挨拶に立った。
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バックステージツアーに行くべく地下通路で並んでいると、メトロポリタンの音楽監督で今日の指揮をしたレヴァイン氏が!
また偶然にも、女優ダイアン・キートンも来賓だったのか?通って行った。
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        レヴァイン氏  舞台から観客席を臨む 舞台横には使い終わったばかりのちょうちんや折り紙風鶴の小道具が

以前に使用された衣装。
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今回新しく作られた衣装。中国人デザイナーのハン・フェンさんみずから説明を。その場にはテレビ朝日の小松靖アナウンサーも取材に来ていた。(ハン・フェンさんの後ろに偶然写っている人)
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蝶々夫人が最後に自害した小刀などの小道具 各シーンごとの舞台装置の設計図など       文楽風に演じられた人形遣いの人の説明

今回の無料入場券は前々日の朝10時に配布されたが、友人と9時半に到着したところ、物凄い長蛇の列で待つこと2時間半。3000枚配られたというチケットだが、我々が入手できたのは辛うじて立見席というありさまで、8時前から3時間半並んだ友人ですら、ファミリーサークルの下のバルコニー席だった。朝7時でも列の最後尾が見えなかったという。。。
一幕目後に用事で帰る友人達からバルコニー席を譲ってもらったので、立見は一幕のみで済み、本当に楽をさせてもらったが。