第9回のチョコレートショー。
約80ほどのブースに、チョコレート店などが出店し試食販売、3ヵ所で色々な店のパティシエがデモンストレーション、レシピ本のサイン会などが同時進行で行われている。

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ほとんどのブースでチョコレートの試食が出来る Chocolat Weissのホットチョコレートは1ドル払わないといけないが一番美味しかった 日本から出店していたMarysは着物の上にチョコレートの装飾を施して飾っていた 抹茶トリュフなどが人気で結構お店の前は混んでいた

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コートジボアールのブースではカカオからチョコレートが出来るまでを説明 NYの有名料理学校フレンチカルナリーが作ったチョコレートの教会? 昨夜行われたチョコレートをあしらったファッションショー(入場料200ドル!)の衣装 一番右はBaskinRobins31IceCreamがコラボしている

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Garrison ConfectionsのAnderw Shotts氏のデモンストレーション WCBS局のTV番組「Inside」のレポーターは子供にインタビュー NY1テレビ局のレポーターは相当チョコレートを食したようなドスコイ嬢

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フランスの1001Saveursからはスパイスなどを出店    西海岸製のデザートワイン    アイリッシュクリームなど

本来のチョコレートはカカオバターの含有量に規定があるが、アメリカ産や日本産のチョコレートにはヨーロッパのような厳しい規定はない。
その為、口どけ重視のカカオバター以外の油脂を使用していることが多く、柔らかく口どけが良くてもカカオの味が薄く感じる物も多々。
アメリカらしいというのか、一個のトリュフやプラリネが38キロカロリーということを売りにしている店も。。。(美味しくなかったと試食した友人の弁)
入場料25ドル(子供は二人まで無料)だが、果たして安いか高いか。。。

※本当のチョコレートとは
ヨーロッパにおいては、2000年3月、EU議会でチョコレート基準の最終決定が下され、その結果、カカオバター以外の植物性油脂の含有量が全重量の5%未満なら「チョコレート」と分類される(ただし使用可能な植物性油脂は、イルーピ、ヤシ油、サラ、シアバター、コクム、マンゴーの6種類のみ)こととなった。フランスは当初これに猛反発し、その白熱する議論は「チョコレート戦争」と呼ばれた。EUの決定を受けて、フランスはこれを国内法に取り入れたが、チョコレート製造販売者、およびチョコレートを愛する国民は今なお、「純粋なチョコレート」と「混ぜ物をしたチョコレート」がまったく同等に表示されることに反発。フランス以外もベルギー、オランダ、スペイン、イタリア、ドイツ、ルクセンブルク、ギリシャなども同様のスタンスで、フランスとベルギーは「正統派チョコレート」のロゴを正式に認可し、表示している。

※その2 ホットチョコレートとココアの違い
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ホットチョコレートは、固型のチョコレートを溶かした飲み物でで、カカオマス(熔煎したカカオ豆の外皮を除きペースト状or固形にしたもの 上の写真の人が触っている茶色い固まり)に砂糖、ミルク、カカオバターなどを加えて作る。カカオマスより、脂肪の一部を取り除いたものがココア(写真の手前)。

※その3 チョコレートの由来
チョコレートが固型になったのは19世紀で、もともとは液体の飲み物。
チョコレートの原料のカカオの原産は、中米から南米北部と言われ、13~16世紀にアステカではカカオ豆は疲労回復や病気、傷にも効く万能薬として、すりつぶして飲まれていた。この時代には苦くて脂っぽく舌触りもザラザラで、決して美味しい物ではなかったもよう。後に、アステカを征服したスペイン人コルテスにより、このドリンクはスペインに伝わり、砂糖が加えられ美味しいチョコレートに。19世紀に入り、ココアバターを取り除く方法が発明されココアが誕生し、また固型のチョコレートも生まれた。