アメリカ合衆国の自治領であるプエルト・リコへ。

ドミニカ共和国の東に位置し、東西約180km、南北約60km、8959平方㎞の島。1493年にコロンブスに発見されてしまったばっかりにスペインの植民地となり(途中1655年~70年はイギリス領の時もあったが)、1898年にアメリカとスペインの戦争によってアメリカが自治をすることになり、1952年に内政自治権を獲得したが、1998年にアメリカ合衆国51番目の州昇格を巡る住民投票が行われたが否決された。
自由連合州(英語commonwealth、スペイン語estado libre asociado)という特別な立場にあり、プエルトリコ住民は連邦税の義務を持たない代わり、大統領選挙への投票権はなく、完全な独立か、51番目の州になるか、あるいは現状維持かと議論されるところ。
通貨は米ドル、軍と警察、出入国管理もアメリカ。人口は400万人程度だが、現在NYにほぼ同数が移民して来ている。
反米意識が強いにもかかわらずアメリカの経済支配から逃れることができず(恩恵を享受しているとも言うが)、ほかの中南米の国からは「アメリカに魂を売った裏切り者」扱いされていると、以前白人のアメリカ人に教えてもらったことがあったが、果たしてどのような国なのか、見聞してこようかと。

JFK空港7:05AM発AA699便でプエルト・リコSan Juan(サンホアン)11:55AM到着予定だったが、サンクスギビング当日ということでJFKはラッシュとなり、搭乗してから予定時刻より55分も遅れての離陸。おのずと到着も遅れることに。

レンタカーを借りて一路島を縦断し南部のプエルト・リコ第二の都市であるPONCEポンセへ。
ナンバープレートにデザインされているのは、海に面して造られた砦の模様。
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大西洋に面した首都のSan Juanサンホアンから南下して、1,000メートル級の山々を抜けると、そこはカリブ海。
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ポンセ郊外のパラドールに宿泊。そこのレストランで夕食を。
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     ご当地ビールMedallaメダーヤ(右)    揚げぎょうざ風 Empanadillas de Coctel(エンパナディーヤ) Hechos en casa(ホームメイド)

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エビの炭火焼 Camarones Enyeguados al Carbon Envueltos en Tocineta y Servidos con Cebollas, Tomates y Pimientos al Horno      付け合せのMofongo(モフォンゴ)

エビが非常にプリプリというか歯ごたえを感じる弾力があってとても美味。
モフォンゴとは、青い調理用バナナであるプラタノをつぶして揚げてマッシュした物。今回の物はソースがつかない単なる付けあわせだったので、モソモソあまり美味しいものではなかった。