Book by Marsha Norman
Music and Lyrics by Brenda Russell, Allee Willis, Stephen Bray
Music and Lyrics by Brenda Russell, Allee Willis, Stephen Bray
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劇場の外にはオプラ・ウインフリーなどのビデオが常時流れている |
オリジナルキャストの主役 Celie 役で2006年のトニー賞主演女優賞を受賞した LaChanze はすでに代わって Jeannette Bayardelle が演じていたが、表情豊かで芝居が上手い。
一幕目は暗い Celie を演じなければならないので、彼女の得意とする高音域を張り上げるような歌が少ないが、終盤のソロなどは非常に良い。また、役柄としては常に ugly と言われ続けている役なので、もしかしたらオリジナルキャストの可愛い印象の LaChanze より、役柄に忠実かもしれない。
2006年トニー賞助演女優賞ノミネートの Sofia 役 Felicia P. Fieldsも、Shug Avery 役 Elisabeth Withers-Mendes も、助演男優賞ノミネートの Harpo 役の Brandon Victor Dixon も出演していて観られたのは良かった。
Celie が Nettieからの手紙の存在を知る所までが一幕で、一幕目までは映画に割と忠実に作られているが、二幕目になるとダンスシーンなどが増え最後のシーンもよりエンターテイメントとして盛り上げた構成になっている。
観客の半分かそれ以上がアフリカ系アメリカ人。勿論彼らだけではなく我々の隣の席の白人もそうだったが、今回の観客層はまるで映画を観に来ているようで、歌っている最中にもあちこちでお菓子の袋をカサカサパリパリと開ける音がしたり、お芝居の感想を隣とする会話も聞こえる。が、Celie が自我を確立していく過程で "I am a poor, black, woman, but I am here!" (かすかな記憶なのでセリフが違うかも知れないが)と言う場面では、観客が引き込まれ一斉に拍手喝采になっていく一体感を感じた。
また、通常アンコールがあったとしても早々に途中で帰って行く観客を良く見かけるが、今回は誰も帰らずすぐにスタンディングオベーションに。
残念なことだが、一階オーケストラ席の後方端の席は両側とも空席が目立った。TKTS以外でも12月から出始めたディスカウントチケットだが、ホリデーシーズンも終了した1月からのディスカウント率がより増えていた。
また、通常アンコールがあったとしても早々に途中で帰って行く観客を良く見かけるが、今回は誰も帰らずすぐにスタンディングオベーションに。
残念なことだが、一階オーケストラ席の後方端の席は両側とも空席が目立った。TKTS以外でも12月から出始めたディスカウントチケットだが、ホリデーシーズンも終了した1月からのディスカウント率がより増えていた。
後記:
2008年2月24日に終演
2008年2月24日に終演
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