今日は街行く人の中におでこに黒いマークをつけた人を多く見かけた。それも老若男女を問わず、白人、アフリカ系、ラテン系などさまざま。(見た限りではアジア人には遭遇しなかったが。)
おでこにしるしをつけたまま買い物をしている若い女性達がいるかと思えば、レストランに入っているカップルのおでこにも。
良く良く見ると、そのしるしは十字架のようだが、汗をかいたか触ったか、ぼんやり汚れのようになっている人も居た。

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今日はキリスト教の復活祭から46日前の「灰の水曜日 ASH WEDNESDAY」とのこと。キリスト教徒の、それもカトリックの人達は今日教会に行ってそのしるしをおでこにつけてもらうんだとか。

いっぽう昨日はマルディグラ(MardiGras)と言われ、ニューオーリンズなどのパレードが有名で世界三大カーニバルの一つになっている。
その日は「肥沃な火曜日 FAT/SHROVE TUESDAY」と言われ、翌日、つまり今日の灰の水曜日から復活祭までの46日間、自分の好きな食べ物などを断つので、その前日は多いに食べることからそう呼ばれているとか。

この話を教えてくれたアメリカ人に、ホリデーシーズンしかりバレンタインデーしかり、何でもビジネスにつなげるのが得意なアメリカ人が、何故昨日は多いに食べる日だと宣伝してレストランなど騒がないのだろうか?と尋ねたところ、宗教色が強すぎることとNYにはキリスト教のカトリック信者数が他の地域に比べ少なすぎるのでビジネスにはつながらないのだろうとのこと。


 灰の水曜日とは? 
  キリスト教カトリック教会をはじめとする西方教会の典礼暦年のうちの一日。復活祭の46日前で四旬節の
  初日にあたる。本来はカトリック教会の行事だが、その流れを汲むプロテスタント教会(聖公会など)でも
  行われる。
  カトリック教会ではこの日に大斎および小斎が守られるのが標準となっている。一般に典礼色は紫を使用
  する。
  この日の典礼では、前年の枝の主日(聖週間の初日となる主日、すなわち復活祭の一週間前)に使用された
  棗椰子(なつめやし)または棕櫚(しゅろ)の枝(北方地域では猫柳(ねこやなぎ)が使用される)などを
  燃やした灰の祝別式と塗布式が行われる。

 マルディグラとは?
  フランス語で「肥沃な火曜日」の意で、謝肉祭の最終日、「灰の水曜日」の前日を意味する。英語の
  Shrove Tuesday に相当する。ニューオーリンズでは、転じて謝肉祭全体がこのように呼ばれる。カトリック
  教会などの西方キリスト教における四旬節の前に行われる祝賀であるため、アメリカ合衆国南部(ルイジアナ
  州全般、アラバマ州、テキサス州、フロリダ州など)や、カリブ海の多くの国、南アメリカ、ベルギーなど
  ヨーロッパ各地で行われている。
  マルディグラの日は、2月3日から3月9日の間の、各年のイースターの日に影響を受ける移動祝祭日である。
  フロートを制作中(ニューオリンズにて)ニューオーリンズ(アメリカ合衆国)のニューオーリンズ・
  マルディグラが有名だが、今は宗教色は消えパレードや音楽が中心の祭りになっている。その規模は、
  リオのカーニバルと同じく世界三大カーニバルのひとつに数えられる。 マルディグラの日を最終日とする
  11日間の祭りの間は、マルディグラ・カラーと呼ばれる紫・金・緑の三色に町中が染まる。紫は正義、
  金は権力、緑は運命の象徴である。フロートと呼ばれる巨大な山車から、マルディグラ・カラーのビーズを
  大量に投げ、それを人々が競って受け止める。
                                                 (by Wikipedia)