そろそろ好景気のNYの不動産もバブルがはじけるのではないかと言われ続けているものの、未だ空前の建設ブームが続いている。近隣のニュージャージーやニューヨークのクイーンズなどでは好景気もかげりを見せ、売り物件が長く残っているようであるが、マンハッタンに関しては未だその気配がない。

それどころか、建設ブームの為に、建設業界の労働力不足が懸念されているとか。
911のテロ以降、ようやく好景気になった建設業界では、現在NY市で275,000人が働いているが、若い移民の人達が増加している。現場の作業員として就労している人は現在123,000人で、その大部分が外国生まれの移民で現在は全体の47%を占めているとのこと。
しかし、現行の移民法では合法的な労働力の調達が制限されているので、果たして今後はどうなるのか?ということらしい。

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 オランダのようなファサード付の建物    建築ラッシュは続く ①ファサード付建物 ②72階建ての住居ビル ③国連

16~17世紀のオランダの建物のようなファサードが残っている家々があり、「ニューヨーク」と呼ばれる前に「ニューアムステルダム」と呼ばれたことを彷彿とさせるかと思えば、その横には高層ビル。
因みにこの国連近くの高い建物②は、NYヤンキースのゴジラ松井やデレック・ジータが住む。この72階建ての建物(269メートル)は、全世界では48番目に高い建物で、住居用ビルとしては世界一の高さを誇るとか。