ワグナー唯一の堂々たる喜劇を観に(体験しに)。午後6時に開演し、終了時間は午後11時55分という休憩2度を含めてほぼ6時間の長丁場。
by Richard Wagner
Conductor : James Levine
Hans Sachs (shoemaker) : James Morris (バス)
Eva (Pogner's daughter) : Hei-Kyung Hong (ソプラノ)
Walther von Stolzing (a knight from Fraconia) : Johan Botha (テノール)
Sictus Beckmesser (town clerk) : Hans-Joachim Ketelsen (バリトン)
Magdalena (Eva's attendant) : Maria Zifchak (メゾソプラノ)
Conductor : James Levine
Hans Sachs (shoemaker) : James Morris (バス)
Eva (Pogner's daughter) : Hei-Kyung Hong (ソプラノ)
Walther von Stolzing (a knight from Fraconia) : Johan Botha (テノール)
Sictus Beckmesser (town clerk) : Hans-Joachim Ketelsen (バリトン)
Magdalena (Eva's attendant) : Maria Zifchak (メゾソプラノ)
![]() | ![]() |
皆、非常に良かったと思うが、テノールの Johan Botha がやはり迫力満点。
3幕目の1場での「愛の洗礼式」の五重唱はなかなかの圧巻。
他のオペラに比べ、それぞれの幕では場面が変わらず(3幕目だけ1場と2場あり)長いアリアが多いかと。
長丁場のこのオペラ、致し方ないのかも知れないが、Hans-Joachim Ketelsen が途中から疲れて来ているのが感じられ、一曲は声がひっかかった状態(咳払いをすれば取れるようなイガイガ状態)で気の毒だった。疲れている印象は私だけの思い込みかと思いきや、一緒に行った友人も同じ感想を言っていた。
このオペラのドレスリハーサルを観た別の友人は、出待ちをしたところ、皆疲れて出て来ており Johan Botha ですら憔悴しきっていたとか。
歌手よりもずっと指揮をするレヴァインやオーケストラの人もさぞや大変かと。
平日の6時開始ということもあり、観客は老夫婦などが多く、さすがに長いこのオペラをあえて選択するだけあって、今までで一番良い観客マナーではないかと思われる。
今日の指揮はレヴァインなので、彼が登場するだけで「ブラボー」と声がかかり、幕が開く前の前奏や幕間の間奏ですら普段ならガサガサする場内がまるでクラシックのコンサートに来たかのように静かだった。
ワグナーの曲が絶えず途切れずに流れることもあるが、無駄な拍手もなく、夜遅い終了にもかかわらずスタンディングオベーションをして帰途を急がない人が多かった。
今日の指揮はレヴァインなので、彼が登場するだけで「ブラボー」と声がかかり、幕が開く前の前奏や幕間の間奏ですら普段ならガサガサする場内がまるでクラシックのコンサートに来たかのように静かだった。
ワグナーの曲が絶えず途切れずに流れることもあるが、無駄な拍手もなく、夜遅い終了にもかかわらずスタンディングオベーションをして帰途を急がない人が多かった。
オーケストラの前から10列目という好位置の席につけたこともあってか、年配客が多いからか、非常にフレンドリー。
前の列に大きな人が座って困惑していた我々に、クッションを借りて来たら良いとわざわざアドバイスしてくれた夫婦がいたり、偶然隣り合わせた老夫婦はドイツはニュールンベルグから来ていると言っていたり、我々の後ろの列のご夫人は日本に旅行に行ったことがあり隣あわせた日本人男性は独身だから彼女を紹介してやってくれと我々に言ったりと(!)、和やかなムード。
前の列に大きな人が座って困惑していた我々に、クッションを借りて来たら良いとわざわざアドバイスしてくれた夫婦がいたり、偶然隣り合わせた老夫婦はドイツはニュールンベルグから来ていると言っていたり、我々の後ろの列のご夫人は日本に旅行に行ったことがあり隣あわせた日本人男性は独身だから彼女を紹介してやってくれと我々に言ったりと(!)、和やかなムード。
コメント