ケビン・スペイシーとイヴ・ベストが演ずるユジーン・オニールの劇「日陰者に照る月」を観に。
3月から6月までの期間限定公演。
ミュージカルなどとは異なり、セリフだけの普通の劇で果たして理解できるかどうか、ただただケビン・スペイシー観たさに行ったのだが、3人の迫真の演技に魅了された。
3月から6月までの期間限定公演。
ミュージカルなどとは異なり、セリフだけの普通の劇で果たして理解できるかどうか、ただただケビン・スペイシー観たさに行ったのだが、3人の迫真の演技に魅了された。
Eugene O'Neill's "A Moon for the Misbegotten"
Josie Hogan役:Eve Best
Mike Hogan役:Eugene O'Hare
Jim Tyrone役:Kevin Spacey
Josie Hogan役:Eve Best
Mike Hogan役:Eugene O'Hare
Jim Tyrone役:Kevin Spacey
終演後に一緒に写真撮影にも応じてくれた。
驚いたことに当日でもチケットが買え、ラッキーなことに前から2列目の通路際で全く前の人の頭も邪魔にならない良い席にありつけた。
舞台のセッティングは一つだけ、音響も最後に流れるぐらいで後は虫の声などというシンプルなもので、ひたすら、3人の掛け合い、駆け引き、芝居の力量だけで進行していくのが凄い。
ブルックス・アトキンソン劇場にて | 舞台設定はこれのみ |
驚いたことに当日でもチケットが買え、ラッキーなことに前から2列目の通路際で全く前の人の頭も邪魔にならない良い席にありつけた。
舞台のセッティングは一つだけ、音響も最後に流れるぐらいで後は虫の声などというシンプルなもので、ひたすら、3人の掛け合い、駆け引き、芝居の力量だけで進行していくのが凄い。
映画のケビン・スペイシーは静かな演技をするイメージが強かったが、喜怒哀楽などの表現が素晴らしく、また発声や発音など、さすがロンドンのオールドヴィック劇場の芸術監督をしているだけある。
母親の母性を求める中年男性の歎きを素晴らしい表現力で伝えている。
以前に前から3列目中央で観た ジュリアス・シーザー (3月9日05) を演じたデンゼル・ワシントンは確かに格好良かったが、映画人は舞台人とは言えないと実感させられた時でもあったが、今回はその逆で流石かと。
母親の母性を求める中年男性の歎きを素晴らしい表現力で伝えている。
以前に前から3列目中央で観た ジュリアス・シーザー (3月9日05) を演じたデンゼル・ワシントンは確かに格好良かったが、映画人は舞台人とは言えないと実感させられた時でもあったが、今回はその逆で流石かと。
そんなケビン・スペイシーを受け止めるイヴ・ベストは秀逸。ほとんど出ずっぱりで体当たりの演技、ケビン・スペイシー演じるジムが自分を去って行った後の泣き笑いの表情、その後の鼻が詰まったような声など、とにかく素晴らしい演技で引き込まれる。客席に後ろを向いてもしっかり演技をしていた。
彼女の父親役のコルム・ミーニーも酔いどれた、しかしハートのある父親役で、素晴らしいバイス・プレイヤーと言える。
彼女の父親役のコルム・ミーニーも酔いどれた、しかしハートのある父親役で、素晴らしいバイス・プレイヤーと言える。
マイクもない中、役者から5メートル程度離れているだけで観られたので、外国語を聞き取る我々には幸い良い席で非常に良かった上、細かい表情や顔が紅潮していくありさまなども良くわかり堪能出来たが、果たして2階席の人達にはどの程度その表現が伝わったかは不明。
内容が全て把握できたわけではないが、素晴らしい劇だったので、大満足。
内容が全て把握できたわけではないが、素晴らしい劇だったので、大満足。
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