今回「オセロ」は4回公演されるが、フェリのデズデモーナ、ゴメスのオセロというガラ公演での組み合わせは今日だけ。ラッキーなことに当日の今日チケットが手に入ったので行ってみた。

Choreography : Lar Lubovitch
Music : Elliot Goldenthal

Othello (A noble Moor; a general in the service of the Venetian State) :
Marcelo Gomes
Iago (His ensign) :
Sascha Radetsky
Cassio (A young lieutenant promoted from ensign, favored by Othello) :
Herman Cornejo
Desdemona (Wife to Othello) :
Alessandra Ferri
Emilia (Wife to Iago, handmaid to Desdemona) :
Stella Abrera
Bianca (Act II), (A woman of Cyprus) :
Adrienne Schulte

1 2

モダンダンスの巨匠である Lar Lubovitch がシェイクスピア「オセロ」を振り付け、音楽も非常に前衛的で観客は否が応でも引き込まれていくようだった。
今期引退のフェリの演技を観たくて行ったところ、彼女もとても良いが、すっかりゴメスに惹きこまれてしまった。
悠然とした風格に猛々しさを備え、また、苦悩するオセロを良く表現していると思われる。
1HPより
イアーゴに扮したサシャ・ラデツキーも非常に良く、二幕目のオセロとイアーゴが対峙する場面は圧巻かと。
プリンシパルのコルネホも良い役ではあるが、この二人の男性に比べるとただ良い人役で終わってしまっていて気の毒な感じ。

女性には良く花束が客席から投げられるが、今日は男性のゴメスにもいくつも花束が飛んでいた。
後ろの席のおじさんが、こんな演出は観たことがない、と感動して言っていたのが印象的。