マンハッタン島より北側にあるハドソンヴァレーの歴史地区には、かつてのアメリカの大富豪達の豪邸などがあり、観るべきものが多い。
ロックフェラー邸 KYKUIT や ボスコベル邸 BOSCOBEL などのほか、豪邸が立ち並ぶ。
ロックフェラー邸 KYKUIT や ボスコベル邸 BOSCOBEL などのほか、豪邸が立ち並ぶ。
ヴァンダービルト家の邸宅はマンション(主にポーチを備えた大邸宅)である。
日本で言うマンションと実際の英語圏で言うマンションは大きく違うので誤解を生まない為に:wikipediaより
語源である英語では、共同住宅には様々な語があるが、Mansion(英)は、主に豪邸を示す言葉であり、日本語で言うような「共同住宅」を意味する一般名詞として用いられることはほとんどなく、共同住宅的な文脈でMansionという語を使うとほとんどの場合誤解を招く。共同住宅をさす語としては、アメリカでは分譲物件ならばコンドミニアム、賃貸物件ならばアパートメントが一般的である。
初代のコーネリアス・ヴァンダービルトはスタッテンアイランドからの蒸気船のフェリー運航で財をなし、後に鉄道王となり、マンハッタンのグランドセントラル駅横の道にその名の通りがある。
1885年にコーネリアスの子供であるウイリアム・ヘンリー・ヴァンダービルトが死亡した当時で2億ドル以上の遺産があり、現在の時価に換算すると2000億ドル(約24兆円)となる。
そして3代目のフレデリック・ヴァンダービルトがNY州の DUTCHESS COUNTY ダッチェス群に土地を購入し建てたのがこのマンション。もともと600エーカー(東京ドーム約52個分)の土地だったが、1938年にフレデリックが亡くなると(奥さんのルイスは1926年に死去)、子供がなかったので姪が相続し、現状を保存してほしいと211エーカーの土地が寄付され、現在は国定歴史地区となっている。(1エーカーは4046.856㎡、東京ドームは46555㎡)
DUTCHESS COUNTY はその名の通りもともとオランダからの移民の街でヴァンダービルト一族(オランダ語ではファンデルビルトと発音したかも?)もそうだった。
日本で言うマンションと実際の英語圏で言うマンションは大きく違うので誤解を生まない為に:wikipediaより
マンションとは日本で言うところのマンションは比較的大規模な集合住宅を指す。マンションという語は、日本のディベロッパーが高級な共同住宅の名称を付ける際、ロンドンなどで共同住宅の名称に用いられている名称のうちから「マンション」を選んだことから、日本語では広く共同住宅を指す名詞として定着した。
語源である英語では、共同住宅には様々な語があるが、Mansion(英)は、主に豪邸を示す言葉であり、日本語で言うような「共同住宅」を意味する一般名詞として用いられることはほとんどなく、共同住宅的な文脈でMansionという語を使うとほとんどの場合誤解を招く。共同住宅をさす語としては、アメリカでは分譲物件ならばコンドミニアム、賃貸物件ならばアパートメントが一般的である。
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道路には延々と敷地の塀が続く | 野生の鹿もいた | 邸宅からのハドソン川の眺め |
初代のコーネリアス・ヴァンダービルトはスタッテンアイランドからの蒸気船のフェリー運航で財をなし、後に鉄道王となり、マンハッタンのグランドセントラル駅横の道にその名の通りがある。
1885年にコーネリアスの子供であるウイリアム・ヘンリー・ヴァンダービルトが死亡した当時で2億ドル以上の遺産があり、現在の時価に換算すると2000億ドル(約24兆円)となる。
そして3代目のフレデリック・ヴァンダービルトがNY州の DUTCHESS COUNTY ダッチェス群に土地を購入し建てたのがこのマンション。もともと600エーカー(東京ドーム約52個分)の土地だったが、1938年にフレデリックが亡くなると(奥さんのルイスは1926年に死去)、子供がなかったので姪が相続し、現状を保存してほしいと211エーカーの土地が寄付され、現在は国定歴史地区となっている。(1エーカーは4046.856㎡、東京ドームは46555㎡)
DUTCHESS COUNTY はその名の通りもともとオランダからの移民の街でヴァンダービルト一族(オランダ語ではファンデルビルトと発音したかも?)もそうだった。
入場料8ドルで1時間のガイドツアーに参加。
54の部屋があるがここは主に春と秋にしか使用されず、冬はオペラ鑑賞やパーティシーズンでマンハッタンの5番街に何軒かあった豪邸のタウンハウスへ、夏は ニューポート へ避暑に行くか、ヨーロッパへ旅行するなどしていたとのこと。
54の部屋があるがここは主に春と秋にしか使用されず、冬はオペラ鑑賞やパーティシーズンでマンハッタンの5番街に何軒かあった豪邸のタウンハウスへ、夏は ニューポート へ避暑に行くか、ヨーロッパへ旅行するなどしていたとのこと。
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エントランス | 2階とは吹き抜けに |
ダイニングでは、毎日2000本のバラが飾られ、7種類のフルコースが食べられていたとか。
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ダイニングルーム | パーラー |
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会食後にご婦人方が集まるゴールドルーム | 会食後に殿方が集まる部屋 |
ヨーロッパでは当時夫婦の寝室は別々で中に扉があるスイートだった為、その様式になっている。
夫人の寝室の方がご主人の寝室よりも大きく作られるのが通常だったとか。
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夫人の寝室 天蓋の外側にも天蓋が | フレデリックの寝室には王冠を逆さにした天上の模様が |
成金趣味ではなく、ヨーロッパテイストで非常に重厚感があり、屋敷も何代にも渡って使われるとそれぞれの人達の趣味で雑多な家具調度などになりがちだが、あくまでフレデリック・ヴァンダービルト夫妻の趣味のままなので、今まで観たマンションの中でも秀逸かと。
(文字数の関係上、その2へ続く)
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