前日のコニーアイランドでのマーメイドパレードもさることながら、はやりゲイパレードは大規模でより綺麗なお兄さん?お姉さん?達が登場する。

パレードの先頭は必ずマイケル・ブルンバーグ市長が歩くが、今回もゲイ・レズビアン・バイセクシャルなどのシンボルカラーである虹色の旗をかかげながらの行進。
ブルンバーグ市長は、ウオール街の証券マンを経て金融情報会社のブルンバーグ社を1981年に創業し、個人資産は推定55億ドル(約6800億円)で、現在世界長者番付でも142位に入る大富豪。
市長はつい先日、共和党からの離党を宣言し、来年の大統領選に無党派として出馬する下準備ではないかとも言われている人物でもある。
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続いてバイクに乗ったレズビアンとゲイの人達、そして各宗教団体が続く。
宗教団体もさまざまで、カトリック、プロテスタント、仏教、ユダヤ教などの団体はゲイも平等に扱うべきとの主張をしており、現在の保守派プロテスタントのブッシュを批判するプラカードやTシャツを着ていたり。
アメリカンインディアンの人達やアジア人コミュニティーなど民族の団体、そして色々なグループがパレードをしていく。
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 バイクの人達はなかなか迫力   アメリカンインディアンの人達 Dyke(同性愛の女性)のキリスト教信者の人

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パレードは4~5時間以上は続いていたもようだが、沿道で観ている人達に、色々な団体やスポンサーがパンフレットやグッズなどを配っている。
ほんの1時間程度いただけだが、スポンサーになっているペプシのネックレス、ケーブルテレビ局HBOのDVD、HIVの製薬会社のバイクの形をしたピルケースキーホルダー、女性の団体からはコンドームまでもらってしまった。
一昨年も配っていたが、池田大作氏の宗教団体もしっかりパレードに参加しパンフレットなどを配っていた。
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一昨年に初めて観た時は、参加者のあっけらかんと楽しんでいる様子に驚いたものだが、昼の日中に人通りの多い大きな交差点でも平気でアツアツぶりを発揮している男性カップルや、リンカーンセンターでのオペラ会場でもアツアツの女性カップル、セントラルパークのオペラコンサートでのラブラブ男性カップルのピクニック風景などを見るにつけだんだんとこちらにも免疫が出来てきているようで、そんな自分に驚いている。

GAYという言葉

もともと、「GAY」という言葉には同性愛者という意味はなく、「(人・性質・行為など)陽気な、快活な、楽しそうな」という意味の単語だった。
それがいつの間にか現在皆が思っている同性愛者をさす言葉に転じたのだが、アメリカ文学のスタインベックやヘミングウェイの著書には「GAY」という言葉が楽しそうなという意味で使用されている。

同性婚の是非 ゲイジャパンニュースより

米東部マサチューセッツ州議会合同会議(上下両院の定数計200)は6月14日、同性愛者同士の結婚の是非について州民投票実施を求めた州憲法修正案を賛成45、反対151で否決、同性婚を認めている米国唯一の州という現状は保たれた。
同性婚の是非は来年秋の大統領選での主要争点の1つ。州議会の採決結果は同性婚に反対する保守派への打撃となる一方、穏健・リベラル派にとっては追い風となる。
同州最高裁は2003年、同性婚禁止を州憲法違反と認定。同州は04年5月から同性愛カップルの婚姻届受け付けを始めた。
今回の州憲法修正案は結婚に関し「1人の男性と1人の女性」で営まれると定義。同案を州民投票に付し、有権者の判断を仰ぐよう求めていた。