世界各国の様々なパフォーマンスがやってくる夏恒例のリンカーンセンターのフェスティバル。今年の参加国数は14カ国となっており、15演目のアメリカ初演を含む93演目が披露されるが、日本からは中村勘三郎率いる平成中村座が16日~22日まで公演する。
初日の今日のみ、中村勘三郎、中村勘太郎、中村七之助の親子3人が連獅子をするので行ってみた。

狂言師 後に 親獅子の精 : 中村勘三郎
狂言師 後に 仔獅子の精 : 中村勘太郎
狂言師 後に 仔獅子の精 : 中村七之助
僧遍念 : 中村扇雀
僧蓮念 : 中村橋之助

リンカーンセンターフェスティバル全体の宣伝大弾幕に歌舞伎の隈取が使われていた。
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開演1時間ほど前には、会場のエヴリーフィッシャーホール前で太鼓のパフォーマンスがあり、中村勘三郎氏も立ち合っていて、その様子を写真家の篠山紀信氏がカメラに収めていた。
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鳴り物の鼓担当の人が大太鼓をたたいていた 篠山紀信氏も一般客と混ざって見物中 中村勘三郎氏 後ろでカメラを構えているのは篠山氏

江戸文化を紹介するブースが設置され、各職人がパフォーマンスを。
初日のチケットは個別売りをする前にすでに完売しておりなかなか入手困難だが、入口にはチケットが欲しいと紙を示したアメリカ人女性が一人立っていたので、NHKの有働アナウンサーがインタビューするなど現場から実況中継。
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劇場内部には赤い提灯がほどこされ、歌舞伎についてのパネルもあちらこちらに。
本来、この会場はNYフィルが本拠地としているが、舞台は花道も作られ歌舞伎場となっていた。
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歌舞伎をちゃんと観たことがないので全くの素人だが、丁度昨日の夜にこちらのフジサンケイの日本語放送で中村勘三郎襲名披露公演の2年間のドキュメンタリーが放送されていたので、より興味が持てたかと。
アメリカ人用にイヤホンガイドが貸し出されていた。演目は連獅子だけなので、実際に演じられた時間はわずか50分程度。インターミッションもなく、あっと言う間に終わってしまった感じで、短い演目で良いので前半にそれを、後半に連獅子を演じるなどしてほしかった。アメリカ人女性は声を出して大きなあくびをしていたが。。。

日本での歌舞伎のチケットの金額など良くわからないが、今回の50分の演目に対し、一番高い席は250ドル。知人のお母さんはわざわざこれを観る為に日本から来られていたが、、、

偶然見かけたところでは、海部俊樹元首相、江川卓氏、フジテレビの吉崎アナウンサーも来ていた。