平成中村座のNY公演の千秋楽に。
もともとは初日の 連獅子 だけはチケットをあらかじめ購入していたが、2日目~千秋楽まで演じられる「法界坊」はチケットを取っていなかったところ、すでに観た何人かの友人から勧められ、未だ席があるとのことだったので行ってみた。
もともとは初日の 連獅子 だけはチケットをあらかじめ購入していたが、2日目~千秋楽まで演じられる「法界坊」はチケットを取っていなかったところ、すでに観た何人かの友人から勧められ、未だ席があるとのことだったので行ってみた。
聖天町法界坊 : 中村勘三郎
永楽屋娘お組 : 中村扇雀
道具屋甚三郎 : 中村橋之助
源左衛門 : 坂東彌十郎
永楽屋手代要助 実は吉田松若 : 中村勘太郎
野分姫 : 中村七之助
番頭正八 : 片岡亀蔵
山崎屋勘十郎 : 笹野高史
全くのコメディ仕立てで演じられ、休憩以外に2時間半と長く、連獅子とは全く性格を異にする。
途中、法界坊が独白する部分は英語が多用され、観客席まで降りて観客と会話するシーンまである。
ニューヨークタイムズ誌評にもあったが、七之助演じる女性がおっとりと話す部分では“Why is she always so damn slow?”と言ってみたり、声が聞こえるかどうかと最上階の席に問いかけ“Next time, upgrade please!” と次回は高額な良い席を買うよう言ってみたり、骸骨をゴルフボールに見立ててゴルフのパットをするシーンをしてみたり。
日本語のわからない人用にイヤホンが貸し出されていたが、日本語の言葉によるジョークはどのように訳されていたのか。しかし、始終笑いが耐えない雰囲気だった。
途中、法界坊が独白する部分は英語が多用され、観客席まで降りて観客と会話するシーンまである。
ニューヨークタイムズ誌評にもあったが、七之助演じる女性がおっとりと話す部分では“Why is she always so damn slow?”と言ってみたり、声が聞こえるかどうかと最上階の席に問いかけ“Next time, upgrade please!” と次回は高額な良い席を買うよう言ってみたり、骸骨をゴルフボールに見立ててゴルフのパットをするシーンをしてみたり。
日本語のわからない人用にイヤホンが貸し出されていたが、日本語の言葉によるジョークはどのように訳されていたのか。しかし、始終笑いが耐えない雰囲気だった。
席は花道の出入り口付近だったので、役者さん達を非常に間近に観ることが出来た。
最後はアメリカ人の大道具スタッフなど全員を舞台に上げてのカーテンコールで、観客からは手拍子。
初日にも見かけたが、江川卓夫妻が客席に居て、勘三郎さんの奥さんが挨拶に来ていた。
連獅子と比べると、コメディなだけにまるでドリフのどたばたやNHKの「お江戸でござる」を彷彿とさせる大衆芸能だと言う人も居たが、とっつき易さや歌舞伎は難しい物という概念を取り払う上では、アメリカ人にも受けていたのではなかろうかと思われる。
それにしても、前半の2時間、20分の休憩をはさんで後半の30分、中村勘三郎氏の汗をしたたらせながらの熱演ぶりは凄い。これを月曜の連獅子一回公演以降、火曜から日曜までの6日間で一日を除く毎日がマチネ公演と夜公演という計10回。ただただ、そのエネルギーたるや凄いものかと感服。
最後はアメリカ人の大道具スタッフなど全員を舞台に上げてのカーテンコールで、観客からは手拍子。
初日にも見かけたが、江川卓夫妻が客席に居て、勘三郎さんの奥さんが挨拶に来ていた。
連獅子と比べると、コメディなだけにまるでドリフのどたばたやNHKの「お江戸でござる」を彷彿とさせる大衆芸能だと言う人も居たが、とっつき易さや歌舞伎は難しい物という概念を取り払う上では、アメリカ人にも受けていたのではなかろうかと思われる。
それにしても、前半の2時間、20分の休憩をはさんで後半の30分、中村勘三郎氏の汗をしたたらせながらの熱演ぶりは凄い。これを月曜の連獅子一回公演以降、火曜から日曜までの6日間で一日を除く毎日がマチネ公演と夜公演という計10回。ただただ、そのエネルギーたるや凄いものかと感服。
後記:
水曜日のマチネに行った友人曰く、100ドル未満の席は全て観客が居たが、100ドル以上のオーケストラ席はブロック全部が空席などと非常に空席が目立ったと。
開演5分前に、アッシャー(劇場で席などを誘導してくれる係員)が25ドルの席などの人達を、全員空席のオーケストラ席に移動させ、舞台真正面の客席がポカンと空かないようにしたとのこと。
こちらのフリーペーパーでは、今回の公演はどの紙面でもおおむね好評だったが(R指定にすべきとの辛口もあったが)「大入り満員」と書いていた物もあり事実と違うので、客観的に事実を書き残すべきか、あるいは空席or満席というトピックには触れない方が良いのではないかと。
水曜日のマチネに行った友人曰く、100ドル未満の席は全て観客が居たが、100ドル以上のオーケストラ席はブロック全部が空席などと非常に空席が目立ったと。
開演5分前に、アッシャー(劇場で席などを誘導してくれる係員)が25ドルの席などの人達を、全員空席のオーケストラ席に移動させ、舞台真正面の客席がポカンと空かないようにしたとのこと。
こちらのフリーペーパーでは、今回の公演はどの紙面でもおおむね好評だったが(R指定にすべきとの辛口もあったが)「大入り満員」と書いていた物もあり事実と違うので、客観的に事実を書き残すべきか、あるいは空席or満席というトピックには触れない方が良いのではないかと。
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