アルヴィン・エイリー のダンスに興味があるのなら、是非このピロボラスも観るべきだと知人のアメリカ人に勧められたのでジョイスシアターに行ってみた。
プログラムが3種類あったが、初めて観るので、ガラ公演で演じられた5演目のうちの3演目が演じられるプログラム1を選択。

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                                        画像はHPより

男性4人女性3人の編成だが、男性は白人・黒人・ラテン系・アジア系という構成で、女性は白人2人・ラテン系1人。
組体操のような振り付けが多用されていて、面白い。
アクロバット的なきをてらうということではなく、人間の身体は各筋肉を鍛えればこうも出来るんだと言うことを知らしめててくれたような気がする。

B'ZYRK (2007)
Andrew Herro, Renee Jaworski, Jun Kuribayashi, Manelich Minniefee, Edwin Olvera, and Annika Sheaff
今年の新作。
今までのイメージよりもより道化の部分が多く、衣装もハデで、異色作かと。
メンバーのアジア人は日本人のダンサーだったが、あくまでもアジア人の道化と化していて、お辞儀をしまくっていた。

GNOMEN (1997)
Andrew Herro, Jun Kuribayashi, Manelich Minniefee, and Edwin Olvera
男性4名だけで非常にパワフルだが、早い動きではなく遅い動きなだけに、よりバランスや筋力を求められているように思われた。

SYMBIOSIS (2001)
Jenny Mendez and Manelich Minniefee
女性はメキシコの人で、この演目だけに出演。他の女性達よりも身体が小さく軽そうなので、男性は比較的他の女性達よりも容易にリフトをしていたもよう。
ゆっくりした動きのバランスなどを見せ、なかなか綺麗。

MEGAWATT (2004)
Andrew Herro, Renee Jaworski, Jun Kuribayashi, Manelich Minniefee, Edwin Olvera, and Annika Sheaff
電気ショックを受けた身体等を表現し、面白い振り付け。

休憩20分を含んで1時間50分は、この少人数でこれだけのハードな動きは大変かと。
会場は満席。4つのプログラムがそれぞれ雰囲気が異なることもあり、飽きさせることがなく、なかなか面白かった。