リンカーンセンターでは夏のさまざまなイベントが組まれ、中村勘三郎率いる平成中村座の歌舞伎 連獅子法界坊 が AVERY FISHER HALL で上演されたが、その後の7月31日~8月25日までは MOSTLY MOZART と題され、MOSTLY MOZART FESTIVAL ORCHESTRA モーストリー・モーツアルト祝祭管弦楽団が色々なピアニストやヴァイオリニストやコーラスとコラボをするだけでなく、モーツアルトダンサーズなどのパフォーマンスもある。
今回は、Christian Tetzlaff というヴァイオリニストとのコンサートに行った。

実際のコンサートは8時からだったが、7時からはプレコンサートリサイタルとして、3名の若い女性のトリオが演奏した。チェロが上手だったかと。
前座なので自由に出入り可能かと思いきや、7時を少しでも越えるとホールのドア部分ではなくホール入口で入場を止め、観客は全く人の出入りに邪魔されずに静かに聴くことが出来た。
 CLAREMONT TRIO
 ヴァイオリン Emily Bruskin
 チェロ Julia Bruskin
 ピアノ Donna Kwong

8時から MOSTLY MOZART FESTIVAL ORCHESTRA の登場。
 指揮 Ludovic Morlot
 ヴァイオリン Christian Tetzlaff

 MOZART Incidental Music to Thamos, Konig in Agypten, K.345 (1776-79)
 MOZART Violin Concerto No.5 in A major, K.219 "Turkish" (1775)
  Allegro aperto, Adagio, Rondeau:Tempo di Minuetto-Allegro
 SCHUBERT Symphony No.4 in C minor, D.417 "Tragic" (1816)
  Adagio molto-Allegro vivace, Andante, Menuetto:Allegro vivace, Allegro

普段の舞台設定とは異なり、観客席の一部をオーケストラの舞台に変え、オーケストラの横や真後ろからも観られるような観客席を設けてあったので、真後ろの席にしてみた。
1

東京のサントリーホールなどでもオーケストラの後ろの席はあるが、実際に座るのは初めて。
音は別として、指揮者の表情などが良くわかり、オーボエの人達などの息づかいなどが肩の動きで判るなど、普段とは又違う視点からで面白かった。