こちらに来て、ビーチバレーが夏の時期になると、スポーツ専門チャンネルなどで良くテレビ放映されているので、一度観てみようかと。
ビーチバレーのプロリーグ avp があり、4月から9月まで各地の浜辺で開催されており、この金曜~日曜はコニーアイランドで開催されるとのことだったので、日曜の女子の準決勝と決勝戦を観た。
面白いのは、USオープンテニスなどでも、女子の決勝戦の翌日などの最終日に男子の決勝戦が行われるのが常かと思っていたが、ビーチバレーは男子決勝が土曜で、女子決勝が最終日の日曜に設定されている。
1セット21得点で2セット取った方が勝ちとなる。

★まずは準決勝の一試合、第1シードの Misty May-Treanor & Kerri Walsh 組 対 第5シードの Jennifer Boss & April Ross 組の試合。
あっさりとMisty May-Treanor & Kerri Walsh 組が2セットを取り決勝へ。
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   Kerri Walsh のブロックは非常に高い   Jennifer Boss & April Ross 組

★もう一つの準決勝は、簡易な方のコートで行われていたが、メインコートの準決勝が終わっても未だ接戦で行われていたので、そちらに移動。
第3シードの Nicole Branagh & Elaine Youngs 組 対 第4シードの Jenny Johnson Jordan & Annett Davis 組。
第2セットでは接戦だったが、手前の Nicole Branagh & Elaine Youngs 組 が決勝へ。
コートと同じ目線で観るのも面白かった。
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★決勝ともなると、バスケットのニュージャージネッツのネッツダンサーズやネッツのマスコットがやって来て場を盛り上げ、チアスティックなども配られた。
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第3シードの Nicole Branagh & Elaine Youngs 組 は1セット目は2点差まで追い上げ検討したものの、やはり第1シードの Misty May-Treanor & Kerri Walsh 組 には歯が立たず、2セット連取され完敗。
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Misty May-Treanor の頭脳的なプレーや Kerri Walsh の高さ(6フィート3インチ=約188センチぐらい)によるブロック、高い打点からのスパイクやフェイントなどが光った。
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拍手の様子からは Kerri Walsh が一番人気のよう。(右の背の高い選手)
今回のトーナメントを優勝しても、優勝チームは28,000ドル、準優勝チームは21,000ドルと、他のプロスポーツに比べて小額なのには驚いた。
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試合途中のタイムやセットとセットの間などには、ネッツダンサーズが会場の人達にTシャツ・サンバイザー・ボール・靴のクロックスなどを観客席に投げ入れ盛り上がったり、司会者の誘導で観客がウエーブをしたり、エンターテイメントのよう。 
盛り上げ方はまるでバスケットの試合で、かと言って野球のように途中で席を立って飲食物を買いに行くことはなく、テニスのようにプレーが始まると静かに観戦するので、4選手がお互いにセンターを狙えとかサイドを狙えなどの声が良く聞こえる。
日本の女子のビーチバレー選手が今注目されていると聞くが、こちらでは女子選手の熱狂的な男性ファンなどはあまり見当たらなかった。
応援時、日本であれば手拍子や掛け声が観客からかかるが、静かに観戦するので違う雰囲気。
コート自体が小さい為、観客もより選手のそばで観ることが出来、なかなか面白かった。

後記(8月20日'08米国時間)
ケリー・ウオルシュ Kerri Walsh とミスティ・メイ Misty May のペアは、2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得し、二大会連続の金メダルホルダーとなった。