プロテニスのグランドスラムの一つであるUSオープンテニスの男子と女子の3回戦のデイセッションを観に行った。
クイーンズのフラッシングにある46エイカーの敷地内に、23000人収容のアーサー・アッシュ・スタジアム、次に大きいルイ・アームストロング・スタジアム、続いてグランド・スタジアムがあり、他にも22面のフィールドコートと9面の室内コートがある。
色々なコートで同時平行で試合が開催され、シードの付いた有名選手は主にアーサー・アッシュやルイ・アームストロングで試合が行われる。

マリア・シャラポワ Maria Sharapova(ランキング2位で昨年のUSオープンの覇者)対 アグニエシュカ・ラドワンスカ Aqnieszka Radwanska(30位)
 シャラポワは、かつてUSオープンテニスでは17勝3敗という戦績で、今年は二連覇がかかっていたが、18歳の
 ラドワンスカに第1セットを奪われ、続く第2セットは簡単に取り戻したものの、第3セットを取られ敗退。
 6-4 1-6 6-2
 観客の誰もがまさかシャラポワが負けるとは思っていなかったので、会場の雰囲気は最初からラドワンスカに
 声援を送っていたが、第1セットを彼女が取った時には拍手喝采。試合が終わった時点では、どよめきのような
 声が起こりながらの拍手となった。
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       第1セットを落としそうになっている時のシャラポワの形相

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     ラドワンスカの勝利者インタビュー         ドラマ「ER」でおなじみのジュリアンナ・マルギリスも観戦   

 今大会が始まる前には、シャラポワがナイキの新作のテニスウェアをロックフェラーセンターの屋上で披露。
 新しいワンピース型のユニフォームはナイキのシニアデザイナーのコリーン・サンディエソンとシャラポワの
 コラボによるもので、昼は白黒で、夜は赤一色でスワロフスキー製クリスタル600個以上が付く。
 結局今大会では赤を2回と、白黒は今日しか披露できなかった。

アーサー・アッシュ・スタジアムの上部からははるか彼方のマンハッタンの摩天楼が臨める。
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トミー・ハース Tommy Haas(10位) 対 セバスチャン・グロスジャン Sebastien Grosjean
 観たところ、ハースの方がだんぜん上手く感じたが、結果はフルセットの末にハースの勝利。
 6-2 6-4 3-6 4-6 6-3
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       トミー・ハース      セバスチャン・グロスジャン

アンディ・ロディック Andy Roddick(5位) 対 トーマス・ヨハンソン Thomas Johansson
 世界最速のサーブをするアメリカのロディックは、やはり人気。あっさりとロディックのストレート勝ち。
 6-3 6-2 6-0
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フェリシアノ・ロペス Feliciano Lopez 対 ドナルド・ヤング Donald Young
 18歳のアメリカ人のヤングに物凄い声援が送られていて、スペイン人のロペスが気の毒になるほど。
 しかし結果は3-1でロペス。3-6 6-3 7-6 7-5
 ロペスはこれで隣のコートでやっているフェデラーとイズニーの勝者と当たることになったが、彼の試合途中
 無敵と思われているフェデラーがアメリカ人のイズニーに第一セットを奪われたと電光掲示板で表示するや
 観客は大喜び。
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       フェリシアノ・ロペス               ドナルド・ヤング