メッツの今シーズンは今日の試合を入れて残すところわずか5試合、9月12日の時点まではナショナルリーグの東地区で二位に7ゲーム差を付けるなどして一位を独走していたはずが、ここに来て二位のフィラデルフィア・フィリーズに2ゲーム差。もし、東地区の二位に確定してしまった場合、ワイルドカード争いになるが、西地区のサンディエゴ・パドレスとほぼ同率となっていて、下手をするとプレイオフ進出が危ぶまれるという状況。
今日はワシントン・ナショナルズとの3連戦の最終日ですでに二連敗中。
(ワイルドカードについては こちら を参照されたし。)

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ウオーミングアップ中のデヴィッド・ライト ウオーミングアップ中のカルロス・デルガド

今回はフィールドボックス席のチケットを入手することが出来た。フィールドボックス席は金額としてはさほど高くはないが、企業や個人が長年持っていて手放さない席。それぞれのボックスには所有者の名前が彫られたプレートが付いている。
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1回・2回とカルロス・ベルトランが二打席連続ホームランや、アロウもホームランを打つなど5対0と快調な出だしとなった。
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        カルロス・ベルトラン         メッツのホームランの度に登場するビッグアップル

しかし、5回からは6対7で一点ビハインド、それ以降全く打てず、両チームそれぞれ7人の投手陣を次ぎ込む総力戦となっていたが、9回には押さえの切り札がさらに2点を取られ、結局6対9で敗戦。
二位のフィリーズは今日も勝ち、ゲーム差がわずか1となってしまった。
奇しくも、ワイルドカード争いを繰り広げていたヤンキースは今日アメリカンリーグでのプレイオフ進出が決まり、シャンパンシャワーだったのだが。
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「MVP」と声がかかっていたがタイムリーが出なかったライト         ホセ・レイエスは4打数ノーヒットに終わってしまい、盗塁を見損ねた

途中、メッツのリリーフピッチャーの一人が全くストライクが入らず、ヒットを打たれるだけだったので、観客からは「Son of a Bitch」ならぬ「Son of a Bitcher!!!」と野次が飛んでいた。


後記:

9月27日セントルイスカーディナルス戦でも敗戦、9月28日フロリダマーリンズ戦でも敗戦、その時点で2位だったフィラデルフィアフィリーズと同率首位。
9月29日、ピッチャー Maine が7回と3分の2までノーヒットノーランのピッチングでフロリダマーリンズに大勝。フィラデルフィアフィリーズも勝ったので、変わらず同率首位。
9月30日、レギュラーシーズンの最終試合で、メッツはフロリダマーリンズに敗戦。フィラデルフィアフィリーズは勝った為、ナショナルリーグの東地区の一位はフィラデルフィアフィリーズ、二位がメッツとなった。
東地区、中地区、西地区二位の3チームの中では、西地区のサンディエゴパドレスがメッツよりも良い戦績だったので、サンディエゴパドレスがワイルドカードとしてプレイオフに進出。メッツのシーズンは終わった。
9月12日の時点で二位のチームに7ゲーム差もつけておきながら、地区優勝できずプレイオフにも行けなかったのは大リーグの歴史上初めてとか。
観戦を終えて球場から出て来たファン曰く、"Epic Collapse" と。