アルゼンチン側のイグアスの滝を観光後、列車駅側のレストラン La Selva にて昼食を。
アルゼンチンならではのビールと Pomelo というジュ－ス（リンゴ風？）と共に、アルゼンチンのシュラスコ等を。
ビュッフェスタイルで、炭で焼いているシュラスコだけは係りの人に注文する形式。
ブラジルのポンテケージョに似たチーズ味の生地で串に刺してまるでキリタンポ風に焼いた物やお肉を、係りのおじさんが盛って来てくれ、香ばしくて美味しかった。
ブラジル人曰く、アルゼンチンのお肉の方が弾力を楽しむ傾向にあるとのこと。確かに、て日本人にとっては少々硬く感じるお肉の部位もあったかと。
ソーセージは二種類あり、黒い方は血が混ざっている物だが、フランス料理の前菜などに良く出される豚の血で作ったブーダン・ノワールのような味で美味しかった。

民芸品を売る原住民の大人や彼らの歌を歌って宣伝している子供達が居た。彼らの言葉はワラニ語で、ポルトガル語を話すブラジル人には全く判らない言語とのこと。

道端にはパッションフルーツの花が落ちていた。黄色い花は丁度落ちかけている頃だったが、これはブラジルの国花イペーで、ノウセンカズラの仲間。これはイペー・アマレロ（黄色）。

車でパラナ川とイグアス川の合流地点であり、三国国境地点へ。
横にしたＴ字のようにイグアス川がパラナ川に合流するのだが、左の本流はパラナ川でその上流に現在世界一の イタイプーダム がある。一方、イグアスの滝よりも上流には、5つものダムがあるとのこと。
一箇所に三カ国の国境があるのは北中南米ではここだけらしい。
ブラジル・アルゼンチン・パラグアイの国境沿いの住民は、パスポートなしで通行証さえ持っていれば自由に行き来が出来る。アルゼンチンの方がガソリン価格が安いので、ブラジルからガソリンを入れに来る人達も多いとか。又、パラグアイは500ドルまでであれば無税となるので買い物に行く人も多いが、得てして粗悪品が多いとのこと。
ブラジルの観光客はカーニバルの行われる2月がピークだが、イグアスの1月・2月は摂氏46度～47度まで上がり、湿度も70～100％となり、カーニバルの行われる夕方でも非常に蒸し暑いとのこと。
ただし、イグアスの滝観光に関しては、何故だかイースターフライデーに集中し、今年はアルゼンチン側でその一日で1万人、ブラジルで7000人が観光し、大混雑となったとか。

ブラジル側に戻った後、未だ時間があったので、イグアスの滝と夕陽を眺めるべく再度イグアスの滝へタクシーをとばした。
夕陽を浴びてキラキラとした水面や、上がった水煙がうっすらピンク色になるなど、前日に観た景色とは又異なっていて面白かった。

丁度夕暮れ時でイワツバメも一斉に帰宅して来ていて、岩壁にはりついているのを眺めることが出来た。
ハイビスカスはその花びらをもう閉じていた。