マナウスから途中寄り道をしつつ2時間ほどでホテル Amazon Riverside Hotel Mainan に到着。マナウス市街から22キロほど下流となる。
このホテルは日系人が経営しており、宿泊者のほとんどが日本人。アマゾンまで来る物好き?な旅行者ばかりなのでなかなか皆さんそれぞれに面白い旅行歴をお持ちで、次第と情報交換を兼ねて親しくなり、スタッフの日系人の方々も色々とアマゾンのことについて親切に教えて下さるので、まるで昔泊まったユースホステルのような雰囲気だった。
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昼食後は、ピラニア釣りに出かけた。ピラニアのスポットまでは船で1時間半程度かかるが、いざスポットに行くと、面白いようにピラニアが釣れた。餌は牛肉の小さな固まり。糸を垂れれば、すぐにあたりが来るぐらいで、下手すると綺麗に食べられた後に逃げられてしまうことも多々。
いざ釣れても、針からはずす際に噛まれる危険があるので、ブラジル人スタッフがピラニアをはずしてくれおまけに牛肉もつけてくれるので、するのは糸を垂れて引くだけと、まるで殿様気分の釣りだった。
ピラニアには目があるが、水が濁っていて見えないので、匂いや水の動きで獲物を感じ取るとのこと。ピラニアをおびき寄せる為に、さも動物が溺れているように、水面を釣竿でパシャパシャたたくなどした。牛肉もしばらく水につけていると白くなって血の匂いがしなくなるとピラニアも寄ってこないそうで、表面が白くなってしまった牛肉は取り替えて釣った。
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夕飯前には、豊漁?の祝杯?を。ブラジル原産のサトウキビから作った40度程度のお酒カシャーサ(別名ピンガ)、そしてそれをもとにして作ったカクテルのカイピリーニャと人気のビール SKOL。
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夕飯には、釣って来たピラニアのフライや、あの一番大きなピラルクーのソテーが出た。
ピラニアには小骨が多い為、あらかじめまるで鱧の骨切りのように包丁が入れてある。白身でそれほど可食部は分厚くはないが、あっさりしている。
ピラルクーも白身で、全く川魚を意識させる独特の匂いなどはなく、肉厚なので非常に柔らかくあっさりしていて美味しい。
ピラルクーは、乱獲のせいもあるのだろうが、昔は非常に大きな物が採れたが、現在は2メートル程度の小さな物しか採れないとのこと。
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夕食後は、再び船に乗り、暗いアマゾン川を上ってワニ狩りを見学。
船の舳先を下げる為、体重の重い男性陣が前方に乗るようにし、後ろに船頭役の現地スタッフ、先頭の舳先にはサーチライトを持った現地スタッフが立って川を進む。狭めの水路に入り、左右の岸をサーチライトで川と茂みのへりを早いスピードで照らしながら進む。ワニなどの動物は非常に明るい光に照らされると一旦身動きが出来ずにじっと固まってしまう習性があり、光を当てると目が赤く光ることを利用して見つける。ワニが居るとわかれば声を立てず、舳先の人が手で合図を送って船頭役の人とジェスチャーのみで連携してワニのそばに船をつける。
2メートル以上もの大きなワニに出会うこと二回。いずれも捕まえるには大き過ぎて危険とのことで見るだけで断念。
舳先の人が捕まえる大きさだと判断した際、左手で舳先とサーチライトを持ちつつ、船から身を乗り出して、あっと言う間に右手1本でワニの首を摑んで捕まえた。ワニはこちらを向いているので、手を逆手にして摑んだが、そのあまりに早い動きは見損ねてしまったぐらい早かった。
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持たせてもらったが、1メートル以上のメスで、比較的おとなしかった。最後は川にリリース。
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