ハロウィーン間近になると、スーパーマーケット等では関連グッズが売られる。
ジャック・オーランタンという(詳細後述)かぼちゃをくりぬいた物を飾るが、それを作るのが面倒な人用にすでに顔の書かれたかぼちゃが出現。
「Trick or Treat」と言って各家を訪問してくる子供達にあげるお菓子も売られる。子袋にすでにパッケージされた物が売れ筋で、昨今はお菓子に毒物や針などの混入を恐れる親達の意向に沿ったもの。
郊外の一軒家では、各家の軒先や庭にそれはそれは手の込んだ装飾をしている。
ブランドショップ目白押しのマンハッタンの五番街やマディソン街ではさすがにハロウインやサンクスギビングに因んだウインドウのディスプレイはないが、ディズニーショップでは、ミッキーがかぼちゃ色をしていた。
ラ・ガーディア空港の屋根に巨大なかぼちゃが乗っていたのにはさすがにビックリ。
仮装をする為に、ハロウイングッズを売るお店がいきなり街に現れる。当日の夕方ともなると、衣装を売るお店に入る為に長蛇の列となる場合も。
ちょっと変わったディスプレイを見かけたので番外編として:左は花屋さん、右はインド人街のサリー屋さんだがサリーを着たマネキンはかぼちゃを持っている。
大人達も大騒ぎ(以前ヴィレッジのパレードに行った際)
友人のご主人達
ジャック・オーランタンという(詳細後述)かぼちゃをくりぬいた物を飾るが、それを作るのが面倒な人用にすでに顔の書かれたかぼちゃが出現。
「Trick or Treat」と言って各家を訪問してくる子供達にあげるお菓子も売られる。子袋にすでにパッケージされた物が売れ筋で、昨今はお菓子に毒物や針などの混入を恐れる親達の意向に沿ったもの。
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郊外の一軒家では、各家の軒先や庭にそれはそれは手の込んだ装飾をしている。
ブランドショップ目白押しのマンハッタンの五番街やマディソン街ではさすがにハロウインやサンクスギビングに因んだウインドウのディスプレイはないが、ディズニーショップでは、ミッキーがかぼちゃ色をしていた。
ラ・ガーディア空港の屋根に巨大なかぼちゃが乗っていたのにはさすがにビックリ。
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仮装をする為に、ハロウイングッズを売るお店がいきなり街に現れる。当日の夕方ともなると、衣装を売るお店に入る為に長蛇の列となる場合も。
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ちょっと変わったディスプレイを見かけたので番外編として:左は花屋さん、右はインド人街のサリー屋さんだがサリーを着たマネキンはかぼちゃを持っている。
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大人達も大騒ぎ(以前ヴィレッジのパレードに行った際)
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そして勿論、今日のエンパイアステートビルは、ハロウィーン色のオレンジ、黒、白。
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今日はオペラを観に行ったのだが、観客の中には仮面舞踏会さながら、羽のついたスカーフをして棒の先に目の部分を覆う仮面をつけたおば様なども来ていたり、仮面をつけた男性なども。
マチネ公演の「オペラ座の怪人」を観に行った友人によると、怪人と全く同じ格好をした観客も居たとか。
30代半ばのアメリカ人曰く、彼の子供時代は子供達主体のお祭りで、ここまでハデな大人も大騒ぎするようなお祭りではなかったと。
子供達(若者?)が生卵を家や車に投げつけるイタズラをすることも多いので、この時期には卵を売らないお店もあるとか。
子供達(若者?)が生卵を家や車に投げつけるイタズラをすることも多いので、この時期には卵を売らないお店もあるとか。
ハロウィーンとはこれだけ現在ではお祭り騒ぎをしているが、実際にハロウィーンの起源等をどの程度知っているのか疑問も残るので、備忘録として。(以下 よみタイムより)
<起源はケルト人のお祭り>
遡ることおよそ2千年。古代ケルトのドルイド教では、新年の始まりは、冬の季節の始まりである11月1日のサウィン祭からだった。この収穫祭は毎年10月31日の夜に始まり、死者が地上に舞い戻って来る事を祝う日でもあった。しかし同時に悪霊達も戻ってくると考えた彼等は、魔除けのたき火を焚き、動物の皮や仮面を被り悪霊から身を守っていた。このケルト人の行っていた収穫祭がカトリックに取り入れられたものが起源とされている。英語で諸聖人の日はオール・ハロウズ(All Hallows)。この日の前の晩はハロウ・イブ(Hallow Eve)であることからハロウィーン(Halloween)と呼ばれるようになった。ちなみにハロウィーンはハロウ・イブがなまったものとされている。
遡ることおよそ2千年。古代ケルトのドルイド教では、新年の始まりは、冬の季節の始まりである11月1日のサウィン祭からだった。この収穫祭は毎年10月31日の夜に始まり、死者が地上に舞い戻って来る事を祝う日でもあった。しかし同時に悪霊達も戻ってくると考えた彼等は、魔除けのたき火を焚き、動物の皮や仮面を被り悪霊から身を守っていた。このケルト人の行っていた収穫祭がカトリックに取り入れられたものが起源とされている。英語で諸聖人の日はオール・ハロウズ(All Hallows)。この日の前の晩はハロウ・イブ(Hallow Eve)であることからハロウィーン(Halloween)と呼ばれるようになった。ちなみにハロウィーンはハロウ・イブがなまったものとされている。
<地上に舞い戻る 幽霊たち>
ハロウィーン仮装のテーマは不気味で恐ろしいもの。それは古代の人々は悪霊が地上に戻って来ると信じていたためである。自分が生きている人間であることを悟らせないために幽霊に似せて仮装していた。魔女やガイコツ、ゾンビなどをよく見るのもそのせいだ。また黒猫もよく登場するが、ケルト人は黒猫を恐れ、悪行を働いた人間は死んでから黒猫になると信じていたからだと言われている。
ハロウィーン仮装のテーマは不気味で恐ろしいもの。それは古代の人々は悪霊が地上に戻って来ると信じていたためである。自分が生きている人間であることを悟らせないために幽霊に似せて仮装していた。魔女やガイコツ、ゾンビなどをよく見るのもそのせいだ。また黒猫もよく登場するが、ケルト人は黒猫を恐れ、悪行を働いた人間は死んでから黒猫になると信じていたからだと言われている。
<暗闇をさまようジャック>
ハロウィーンといえばカボチャで作られたランタン。これはアイルランドの神話「Stingy Jack」が基になったと言われている。人々は天国にも地獄にも行けず、暗闇の中を手提げランプ1つでさまようジャックを想像し「Jack O'Lantern(ジャック・オーランタン)」と呼ぶようになった。神話の中ではカブでランタンを作っているが、アメリカに移住して来た人たちはカボチャで作り、それが現在に至っている。
ハロウィーンといえばカボチャで作られたランタン。これはアイルランドの神話「Stingy Jack」が基になったと言われている。人々は天国にも地獄にも行けず、暗闇の中を手提げランプ1つでさまようジャックを想像し「Jack O'Lantern(ジャック・オーランタン)」と呼ぶようになった。神話の中ではカブでランタンを作っているが、アメリカに移住して来た人たちはカボチャで作り、それが現在に至っている。
<お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ>
現在のハロウィーンで、子供達が仮装し近所を回ってお菓子をもらう習慣の由来は、クリスマスの時期の酒宴(古い英語で wassailing と呼ばれる) の習慣に似た、soulingと呼ばれるヨーロッパの習慣から発展したと思われる。キリスト教徒は「魂のケーキ(soul cake)」を乞いながら、村から村へと歩いた。物乞いをするときには、亡くなった親類の霊魂の天国への道を助けるためのお祈りをすると約束した。魂のケーキの分配は、サウィン祭のとき徘徊する幽霊に食べ物とワインを残す古代の風習に代わるものとして、キリスト教会によって奨励された。
これに因み、31日の夜、蕪をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オーランタン」(お化け蕪)を作り、魔女やお化けに仮装した子供達が「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。家庭では、蕪の菓子を作り、子供達は貰ったお菓子を持ち寄り、ハロウィーン・パーティーを開いたりする。
現在のハロウィーンで、子供達が仮装し近所を回ってお菓子をもらう習慣の由来は、クリスマスの時期の酒宴(古い英語で wassailing と呼ばれる) の習慣に似た、soulingと呼ばれるヨーロッパの習慣から発展したと思われる。キリスト教徒は「魂のケーキ(soul cake)」を乞いながら、村から村へと歩いた。物乞いをするときには、亡くなった親類の霊魂の天国への道を助けるためのお祈りをすると約束した。魂のケーキの分配は、サウィン祭のとき徘徊する幽霊に食べ物とワインを残す古代の風習に代わるものとして、キリスト教会によって奨励された。
これに因み、31日の夜、蕪をくりぬいた中に蝋燭を立てて「ジャック・オーランタン」(お化け蕪)を作り、魔女やお化けに仮装した子供達が「Trick or Treat(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる。家庭では、蕪の菓子を作り、子供達は貰ったお菓子を持ち寄り、ハロウィーン・パーティーを開いたりする。
<お祭りとなったハロウィーン>
さまざまな習慣と共に、ハロウィーンをアメリカに持ち込んだヨーロッパ人。1800年代はまだ宗教色の強いものであったが、1800年代後半から徐々に変化をみせ、1920頃からはすっかり非宗教的なものとなり「娯楽」へと発展していった。1950年以降は学校や各組織、家庭などでパーティーが行われ、現在のような一大イベントへと変貌を遂げた。
さまざまな習慣と共に、ハロウィーンをアメリカに持ち込んだヨーロッパ人。1800年代はまだ宗教色の強いものであったが、1800年代後半から徐々に変化をみせ、1920頃からはすっかり非宗教的なものとなり「娯楽」へと発展していった。1950年以降は学校や各組織、家庭などでパーティーが行われ、現在のような一大イベントへと変貌を遂げた。
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