Ritz-Carlton New York, 50 Central Park South, New York, NY
212-308-9100
www.bltrestaurants.com

今年の夏にリッツカールトンの中に出来たBLTグループのダイニング。とてもカジュアル。
プリフィクスランチメニューなどのコースはなく、全てア・ラ・カルトからの選択となる。

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         付き出しとパン      ハドソンバレーのワイン
付き出しには、ソーセージをパイ皮で包み、その上にシュークルート(ザワークラウト)とマスタードを乗せた物が出てきた。
パンはまるで持ち帰るかのように細長い紙袋に入れられて来るが、切れ目の部分にガーリックパセリのバターが塗られていて案外美味しい。
系列の BLT STEAK でも、popovers と言う美味しいパンが出されていたが。
ワインの品ぞろえがアメリカ、しかもNY州に偏っている。その割にはワインのお値段が高いかと。
ハドソンバレーのミルブルックのピノノワールにしてみたが、はっきり言って美味しくない。最初の一口で、友人ともども全員が???と言う顔に。このワインに47ドルの価値は見出せない。やっぱりNY州のワインはカリフォルニアなどに比べて劣る印象を再確認させられた。

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         ベビーホタテのサラダ    ハマチのアボカド&コリアンダーピューレ
ベビーホタテは何かを少しグレイズドされているようで甘さを感じる。サラダには、エンダイブ、チコリ、ホウレンソウ、くるみ、ブルーチーズなどが入っていて、上に洋ナシのスライスが。それほど濃いブルーチーズ風味になっておらず、優しいお味。
ハマチは、アボカドとコリアンダー(=シラントロ)のピューレが下にあり、キュウリとマッキントッシュリンゴの酢がかかり、非常にさっぱり。

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         海老のリゾット         ダック フォアグラ添え
海老のリゾットは、ロックシュリンプで、小さく切ったカリフラワーがアクセントになり、上にはスライスした黒トリュフと舞茸が乗っている。クリーミーだがしつこくなくて美味しい。
ダックは Spiced Glazed Maple Leaf Duck となっていてタイムの香りがほんのりと。上にはハドソンバレーののフォアグラが乗り、付け合わせに洋ナシとジンジャーのピューレ、キノコのシャンテレルのソテーが付く。
ダックの焼き具合をミディアムレアでお願いし、丁度中が柔らかいピンク色で良い焼き具合だった。フォアグラが軽く表面を焼いただけの生フォアグラで非常に美味。味が濃すぎずに美味しい。

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       洋ナシのタルトタタン
洋ナシのタルトタタンがあったので注文。台のパイ生地はサクサクで美味しいが、上に乗った洋ナシの分量がそのパイの量と比べるとパイ部分が多めで、タルトタタンを食べたというより、ペアータルトを食べたという印象になったのは残念。

ワインは別として、お料理は多すぎず塩辛すぎず、総じて美味しいかと。
前菜は10ドル台だが、メインなどは20ドル後半~30ドルを少し超える。デザートは11ドル程度。
我々がのんびりと前菜やリゾットを食べていても、ちゃんとダックは我々が前菜などを食べ終えてから作っているようで、せかされることもなくお料理が冷めていることもなく良かった。
テーブル担当の男性が、How is everything? と通常であれば1~2回程度聞きに来るだけだが、何故だかデザートまで含めると6回も聞きに来たのはいささか親切過ぎの感があるが、他の人もとてもフレンドリーな接客。