こちらでは「メリークリスマス」とは言わずに「ハッピーホリデー」と言う。
多民族国家のアメリカ、つまりは多宗教国家でもあり、「メリークリスマス」というのはキリスト教に根ざしたものの為、近年は他の宗教の人達に配慮して「ハッピーホリデー」と。
多民族国家のアメリカ、つまりは多宗教国家でもあり、「メリークリスマス」というのはキリスト教に根ざしたものの為、近年は他の宗教の人達に配慮して「ハッピーホリデー」と。
NY市にはイスラエル在住のユダヤ人の数よりも多い600万人ものユダヤ人が住んでおり、ジューイッシュ(=ユダヤ)の文化もしっかりと根付いており、この時期は、キリスト教徒がクリスマスを祝う時期でもあるが、ジューイッシュの人達がハヌカを祝う時期でもある。
クリスマスツリーの点灯式( ロックフェラーセンター、ブライアントパーク、リンカーンセンター )をテレビでも放映するなど、やはりクリスマス色が非常に濃いが、何気にジューイッシュに配慮したハヌッキヤーと言われる蜀台も多く見かける。
メノラーあるいはハヌッキヤーと言われる蜀台にハヌカを祝う前から一日に一本ずつ火をともしていくもので、メノラーは7枝の蜀台、ハヌカに使用される8枝またや9枝のものはハヌッキヤーと呼ばれる。
最近は電気で一つずつ火をともしていくものが多いが、一本ずつ蠟燭を立てて行く蜀台なども売っている。
パークアヴェニューのグランドセントラル駅近くの中央分離帯には、大きなハヌッキヤーが。
チョコレートショップである ジャック・トーレス では、クリスマスツリーやサンタクロース型のチョコレートのほかに、ジューイッシュのドレイドル driedal と言われる独楽を模したチョコレートなども売っていた。
移民局の前を通りかかったら、やはり大きなリースとハヌッキヤーが、カードなどを専門に売るお店でも両方がディスプレイされていた。
移民局であれば、イスラム教や仏教やヒンズー教などのそれぞれ祭事にも何かしなければならないのでは?とも思うが。
先日歩道では、ハヌッキヤーの氷の彫像を作っているところを見かけた。レストランに置くものと思われるが、通行人もその作業を観ている人が多かった。
銀行などは全く宗教色を出さない為、一切のデコレーションをしていない銀行もあれば、ツリーとハヌッキヤーの両方を飾っている銀行も。
私が住む建物のロビーにも両方が飾られている。
メノラーあるいはハヌッキヤーと言われる蜀台にハヌカを祝う前から一日に一本ずつ火をともしていくもので、メノラーは7枝の蜀台、ハヌカに使用される8枝またや9枝のものはハヌッキヤーと呼ばれる。
最近は電気で一つずつ火をともしていくものが多いが、一本ずつ蠟燭を立てて行く蜀台なども売っている。
パークアヴェニューのグランドセントラル駅近くの中央分離帯には、大きなハヌッキヤーが。
色々なハヌッキヤー | パークアヴェニューの巨大なハヌッキヤー |
チョコレートショップである ジャック・トーレス では、クリスマスツリーやサンタクロース型のチョコレートのほかに、ジューイッシュのドレイドル driedal と言われる独楽を模したチョコレートなども売っていた。
サンタやツリーを模ったチョコレート | ドレイドルを模ったチョコレート |
移民局の前を通りかかったら、やはり大きなリースとハヌッキヤーが、カードなどを専門に売るお店でも両方がディスプレイされていた。
移民局であれば、イスラム教や仏教やヒンズー教などのそれぞれ祭事にも何かしなければならないのでは?とも思うが。
ホールマークのショーウインドー | 移民局 |
先日歩道では、ハヌッキヤーの氷の彫像を作っているところを見かけた。レストランに置くものと思われるが、通行人もその作業を観ている人が多かった。
銀行などは全く宗教色を出さない為、一切のデコレーションをしていない銀行もあれば、ツリーとハヌッキヤーの両方を飾っている銀行も。
私が住む建物のロビーにも両方が飾られている。
昨年も明記したが、シアトルの空港では毎年14本ものクリスマスツリーを空港内に飾っているが、昨年、何故ハヌッキヤーも飾ってくれないのかとジューイッシュの人がクレームした為、ジューイッシュの人の意見を聞き入れると全ての宗教の飾りをしないといけなくなると一旦空港から14本全てのクリスマスツリーが撤去され物議をかもした。結局、ジューイッシュの人達との話し合いで、従来のクリスマスツリーのみの装飾となったという顛末。
ここ最近は白だけのエンパイヤステートビルのライティングだったが、ハヌカが始まった日からはジューイッシュのカラーである青と白が点灯している。
因みに、キリスト教のクリスマス、ジューイッシュのハヌカがあるように、アフリカンアメリカンにも何かお祝いをと「クワンザ kwanzaa」という行事が作られた。
1966年にカリフォルニア大学のカレンガ教授が作った行事で、12月26日~1月1日まで。アフリカの言葉で「初めての果物」という意味のクワンザは、アフリカンアメリカンはバプティスト系キリスト教徒が多いので、クリスマスの後に祝うとか、貧しかった黒人がアフタークリスマスセールにクワンザ用に買い物をしやすいように12月26日から始まったとも言われている。
テレビのニュースではクワンザが始まった日にはニュースとして取り上げていたが、実際街を歩いているだけではあまりクワンザを感じない。ハーレム界隈に行けばまた違うのだろうが。
因みに、キリスト教のクリスマス、ジューイッシュのハヌカがあるように、アフリカンアメリカンにも何かお祝いをと「クワンザ kwanzaa」という行事が作られた。
1966年にカリフォルニア大学のカレンガ教授が作った行事で、12月26日~1月1日まで。アフリカの言葉で「初めての果物」という意味のクワンザは、アフリカンアメリカンはバプティスト系キリスト教徒が多いので、クリスマスの後に祝うとか、貧しかった黒人がアフタークリスマスセールにクワンザ用に買い物をしやすいように12月26日から始まったとも言われている。
テレビのニュースではクワンザが始まった日にはニュースとして取り上げていたが、実際街を歩いているだけではあまりクワンザを感じない。ハーレム界隈に行けばまた違うのだろうが。
ハヌカとは wikipedia より
ハヌカ(英語 Chanukkah, Hanukah, Hanukkah, ヘブライ語 חנוכה Chanukkâh, イディッシュ語 chaniko, chanike ; ハニカともいう)とはユダヤ教の年中行事の一つで、マカバイ戦争(紀元前168年 - 紀元前141年)時のエルサレム神殿の奪回を記念する。アンティオコス4世エピファネスと異教徒によって汚された神殿の清めの祭りである。キスレーウの25日から8日間祝う。奉献の祭り Feast of Dedication、光の祭り Feast of Lights ともいう。
神殿の清めの儀式に用いるメノーラー(この場合のメノーラーは燭台ではなく、オイルランプである。ハヌカ用の8枝メノーラーをハヌッキーヤーと呼ぶ。)を灯すための一日分の聖油が八日間燃え続けたという奇跡にちなみ、ハヌカーの間は油を使った料理が必ず作られる。また、イスラエルではハヌカーがオリーブの収穫の後に来るので、絞り立てのオリーブ油が豊富に手に入るという事実もこれと関係している。
キリスト教で言うところのクリスマスの時期にユダヤ教徒はハヌカを祝う。キリスト教圏の国のようにクリスマスプレゼントを子供達に贈るといった習慣はなく、ユダヤ人社会ではサンタクロースなどの習慣もない。近年はキリスト教徒にならい「ハヌカー・プレゼント」を与える家庭もあるが、敬虔なユダヤ教徒はクリスマスの真似を嫌うため一般的には受け容れられていない。ドレイドルと呼ばれる木製の独楽がユダヤ教の伝統に則りハヌカの日に子供達へ与えられる。
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