今シーズンのスターズオンアイスのツアーをNJのプルデンシャルセンターに観に行ってみた。
今期から、アイスホッケーのNJデビルスは以前のコンチネンタルアリーナからこのプルデンシャルセンターにホームを変更した新しいアリーナで、とても綺麗。アイスリンクを眺めながらのバーやフードコートもある。
出演者は、サーシャ・コーエン(オリンピック銀メダリスト)、トッド・エルドリッジ(世界選手権優勝)、マイケル・ワイス(世界選手権銅メダル2回)、佐藤有香(世界選手権優勝)、ジェニファー・ロビンソン(カナダチャンピオン6回)、申雪&趙宏博(世界選手権優勝)、マリー=フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾン(世界選手権銀メダル2回)、キョウコ・イナ&ジョン・ジマーマン(世界選手権銅メダル)、そしてツアーの都市によっての出演者としてジェミー・サレ&デヴィッド・ペルティエ(オリンピック金メダル)。
司会進行のほとんどはジェニファー・ロビンソンが務め、サーシャ・コーエンだけは別格扱いという感じでの構成。
2006年のトリノオリンピック銀メダリストのサーシャ・コーエンは5回以上衣装変えをして登場。
スケート靴を履かずに男性3人にリフトをしてもらう演目は、彼女の柔軟性があってこそかと。会場からは意表をつく演出に感嘆の声も。
トッド・エルドリッジ、ジェニファー・ロビンソンの司会にサーシャ・コーエンが加わることも。
2002年ソルトレイクシティーでのオリンピックでロシア選手が金メダルを取ったが、審判の談合があったことが発覚し、後日繰越て金メダルとなったジェミー・サレ&デヴィッド・ペルティエは流石の演技。
男性が片手だけ曲げた肘と手のひらの上に女性が足を置いて立つという見せ場では、会場からは「おおーっ」と言う声も。
トッド・エルドリッジはお得意の開脚ジャンプやコミカルな演技。
佐藤有香さんは、どうやらこの「スターズ・オン・アイス」のメンバーでは古株のようで、途中マイケル・ワイスと一緒にマイクを持って話すなどもしていたが、世界選手権で優勝したと言っても1994年なので、ジャンプを少しは見せていたがサーシャ・コーエンなどに比べると柔軟性があまりなく重たく見えてしまった。
今期からメンバーに加わった申雪&趙宏博は2007年までアマチュアとして大会に出ていただけあって、スピード感や技術が全然違う。
同じく今期から加わったフランスのマリー=フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾンは、フランス語で挨拶をして四方にあるモニターが英語訳を表示していた。
キョウコ・イナ&ジョン・ジマーマンは、男性の頭上を開脚で伊奈恭子さんが超える大きなジャンプを一度目は着地で失敗していたが、二回目は成功。
マイケル・ワイスは、セクシー路線の演出で途中で着ていた上着を前列で鑑賞していた女性にプレゼントするなど。彼お得意のバック転はしっかり2度決めていて拍手喝采。
何度か全員で滑るプログラムもあるが、途中、中国人のシェン、佐藤有香さん、伊奈恭子さんの3人が女子中学生を演じ、サーシャ・コーエン以外のメンバーが扮したロックバンドの大ファンという設定でロックをスケートで踊るなどして会場を沸かせていた。
ジェニファー・ロビンソンが3人にインタビューするシーンでは、中国人のシェンさんは英語がわからないがわかったふりをしてひたすら笑い声をあげるのだが、おそらくアメリカ人が台本を書いたのであろうが、我々にもいささか不快に感じさせる演出で気の毒だった。伊奈さんは佐藤さんの通訳という役だったが日本語が下手で何を言っているかわからなかった。
全員によるフィナーレ。
途中休憩20分を含め2時間半以上、色々なプログラムで飽きずに楽しめたのが良かった。
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