3月11日昨日のニョーヨークタイムズ紙が、現NY州知事であるエリオット・スピッツアー知事が先月ワシントンで買春を行ったと報道し、それを受けて昨日夫人と共に記者会見に臨んだ知事はそれを否定しなかった。
今朝、3番街を通ると多くのテレビカメラクルーが報道をしていたので何事かと思えば、そこに知事の事務所があるとのこと。テレビ局の車や警察車両などが2車線を使って停まっていた。
ニューヨークポスト誌、デイリーニュース誌、ニューヨークタイムズ誌のみならず、ウオールストリートジャーナル誌までも表紙は知事の記者会見の画像が。
非常に恥ずかしい記者会見を夫人同伴で行うというのは日本ではなかなかないシチュエーションかと。
朝からアッパーイースト5番街の自宅前からテレビ中継がされ、お嬢さん2人が学校に行く姿が映し出されていたり、以前の夫人の活動の様子や夫人の略歴までもが紹介されていた。
そう言えば2004年に、ニュージャージー州知事が、結婚もして子供ももうけていたが実はゲイで、浮気相手の男性から訴えられかけて明るみに出てしまい、辞任したこともあったが、その時も夫人が隣に居て記者会見にのぞんでいた。
日本よりもプライバシーという言葉に敏感なお国柄と思うのだが、こと政治家に関しては、現在の大統領選挙戦でもしかりだが必ず夫や夫人がメディアに登場するなど、政治家だけでなく家族までもがクローズアップされる点は、どうも理解しづらい点のひとつかと。
ニューヨークポスト誌、デイリーニュース誌、ニューヨークタイムズ誌のみならず、ウオールストリートジャーナル誌までも表紙は知事の記者会見の画像が。
非常に恥ずかしい記者会見を夫人同伴で行うというのは日本ではなかなかないシチュエーションかと。
朝からアッパーイースト5番街の自宅前からテレビ中継がされ、お嬢さん2人が学校に行く姿が映し出されていたり、以前の夫人の活動の様子や夫人の略歴までもが紹介されていた。
そう言えば2004年に、ニュージャージー州知事が、結婚もして子供ももうけていたが実はゲイで、浮気相手の男性から訴えられかけて明るみに出てしまい、辞任したこともあったが、その時も夫人が隣に居て記者会見にのぞんでいた。
日本よりもプライバシーという言葉に敏感なお国柄と思うのだが、こと政治家に関しては、現在の大統領選挙戦でもしかりだが必ず夫や夫人がメディアに登場するなど、政治家だけでなく家族までもがクローズアップされる点は、どうも理解しづらい点のひとつかと。
3月12日朝、やけにヘリコプターの音がしてうるさいので何事かとテレビをつけてみたところ、昨日は身を隠していたスピッツアー州知事が、アッパーイースト5番街の自宅から3番街の事務所に車で移動しているとのことで、上空からの映像を生放送中。
車のチェースシーンではないが、現在パークアヴェニューを横断、などと報道されている。
スピッツアー州知事は辞任しなければ弾劾されると言われていたが、結局今朝になって辞任会見をまた夫人と共に事務所で開いた。
上空にはヘリコプターが少なくとも3機待機し、事務所前は人だかりとなっており、テレビクルーの車や警察車両の車で付近は大渋滞。事務所をとりまく各交差点では、テレビ各局のレポーターが放送していた。
何故、夫のスキャンダル謝罪会見に夫人が同席するのか?知人のアメリカ人2人に聞いてみた。(30歳代白人男性と60歳代ジューイッシュの女性の話)
アメリカ社会では、伴侶の浮気に関して非常に厳しく、日本で言うところの「男の甲斐性」という感覚はあまりない。浮気が発覚した場合、離婚する場合が多いが、政治家の場合は異なる。
その場の記者会見ではどんなことがあろうと夫人が同席し、家族が彼をサポートしているという印象を付け、離婚したなどと話を大きくせずにその場を鎮めることを先決とする。そしてほとぼりが冷めた頃に離婚するなどの措置を取るようだ。
夫人と共に会見を行ったニュージャージー元州知事はその後に離婚し、彼はゲイの恋人と現在暮らしている。
しかし、ビル・クリントン元大統領の場合、ヒラリーは離婚をしなかった。
それは彼女が大統領夫人という地位に甘んじず、政治的野心によるその後の展望があってのことだったのだろうが、離婚しなかったせいで現在白人女性がヒラリーに投票していない一因となっているのも事実。果たして、ヒラリーの当時の決断が吉と出るのかどうなのか。
つまり、ヒラリーが今回の大統領候補者選挙に負けた場合、今後は政治家の夫のスキャンダル会見に妻は同席しない潮流を作る可能性も無きにしも非ずかと。
その場の記者会見ではどんなことがあろうと夫人が同席し、家族が彼をサポートしているという印象を付け、離婚したなどと話を大きくせずにその場を鎮めることを先決とする。そしてほとぼりが冷めた頃に離婚するなどの措置を取るようだ。
夫人と共に会見を行ったニュージャージー元州知事はその後に離婚し、彼はゲイの恋人と現在暮らしている。
しかし、ビル・クリントン元大統領の場合、ヒラリーは離婚をしなかった。
それは彼女が大統領夫人という地位に甘んじず、政治的野心によるその後の展望があってのことだったのだろうが、離婚しなかったせいで現在白人女性がヒラリーに投票していない一因となっているのも事実。果たして、ヒラリーの当時の決断が吉と出るのかどうなのか。
つまり、ヒラリーが今回の大統領候補者選挙に負けた場合、今後は政治家の夫のスキャンダル会見に妻は同席しない潮流を作る可能性も無きにしも非ずかと。
しかし、昔の米国大統領は愛人の一人や二人はあたり前で、政治がマスコミを抑え込むこともなく、誰もが知っていてもあえてそれを揶揄したり、現在のように相手の過去を暴くことで自分が有利になるような選挙手法もとられなかった。
歴代の大統領でも人気だったフランクリン・D・ルーズベルト大統領は、夫人のエレノアも社交界などで活躍していたが、離婚はせずに長年愛人と共に凄し、最期は愛人宅でみとられている。ジョン・F・ケネディも相当な女性遍歴があった模様だが未だに人気。
1987年に、上院議員のゲイリー・ハート Gary Hart 氏が民主党から大統領候補選に出馬をしようとした際に、マイアミヘラルド誌が彼の膝の上に座った女性の写真をスキャンダルとしてスクープし、結果彼は失墜。
それ以降、マスコミなどが大統領など政治家へのクリーンなイメージを要求するようになったとか。
歴代の大統領でも人気だったフランクリン・D・ルーズベルト大統領は、夫人のエレノアも社交界などで活躍していたが、離婚はせずに長年愛人と共に凄し、最期は愛人宅でみとられている。ジョン・F・ケネディも相当な女性遍歴があった模様だが未だに人気。
1987年に、上院議員のゲイリー・ハート Gary Hart 氏が民主党から大統領候補選に出馬をしようとした際に、マイアミヘラルド誌が彼の膝の上に座った女性の写真をスキャンダルとしてスクープし、結果彼は失墜。
それ以降、マスコミなどが大統領など政治家へのクリーンなイメージを要求するようになったとか。
後記スピッツアー元州知事は、およそ10年間に8万ドルもの金額を売春業者に支払っていたとか。
今回明るみに出た相手の女性 Ashely A. Dupuree 嬢はマンハッタン25丁目在住の22歳。
1時間に4000ドル~5000ドル。
米では売春婦となる平均年齢は14歳。
1時間に4000ドル~5000ドル。
米では売春婦となる平均年齢は14歳。
3月11日のCNNでは、「STAND BY YOUR MAN」というイディオムを使ったタイトルで、何故夫人が会見で寄りそうのか?というテーマで考察をしていた。
スキャンダルを起こした政治家の夫人の中には、最近では二人記者会見に出ずに政治家本人だけが記者会見に臨んでいたことを例に挙げ、心理学者の1人は今回の会見の夫人について、精神的にも、肉体的にも、金銭的にも夫から離れられず又、子供を守るという意味でもその場に居る必要を彼女が感じたのだろうとの考察をしていた。
スキャンダルを起こした政治家の夫人の中には、最近では二人記者会見に出ずに政治家本人だけが記者会見に臨んでいたことを例に挙げ、心理学者の1人は今回の会見の夫人について、精神的にも、肉体的にも、金銭的にも夫から離れられず又、子供を守るという意味でもその場に居る必要を彼女が感じたのだろうとの考察をしていた。
17日に、現パターソン副知事が知事になるが、NY州では初めてのアフリカ系の知事であり、全国で初めての視覚障害を持った知事となる。
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