6月3日(火)は、年に一度のミュージアム・マイル・フェスティバル。東82丁目から105丁目の間には多くの美術館があるが、この日だけは午後6時~9時の間、美術館の入館料が無料となり一般に開放。面した5番街は歩行者天国となる。
北から、バリオ美術館 El Museo del Barrio、ニューヨーク市博物館 Museum of the City of New York、ユダヤ美術館 The Juewish Museum、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館 Cooper-Hewitt, National Design Museum、ナショナル・アカデミー美術館 National Academy Museum、グッゲンハイム美術館 Solomon R. Guggenheim Museum、ノイエ・ギャラリー Neue Galerie New York、ゲーテ・インスティチュート Goethe Institut New York/German Cultural Center、そしてメトロポリタン美術館 The Metropolitan Museum of Art の9つの美術館が対象となる。
美術館前で色々なパフォーマンスが行われていた。
人気のある美術館は入館に列が出来ていたが、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館には行ってみた。かつてはクーパー・ヒューイット家のマンションだっただけに外観も内装も素晴らしい建物。
1730年~現代に至るまでのロココ調の美術品が特別展として公開されていた。右の画像は食器(HPより)
何よりも面白いのは、5番街の地面が一般市民のキャンバスになること。
大人も子供もチョークを片手に思い思いの絵を路上に描いている姿は真剣そのもの。中には、子供を路上に寝かせて、まるで子供の死体がそこにあるかのように身体の周りをチョークでかたどっているパパも居て、周りから笑いを誘っていた。
メトロポリタン美術館前も、普段にはない光景に。
ユダヤ美術館前でのユダヤの伝統的な音楽の演奏 | ナショナル・アカデミー美術館前では子供の写生大会 |
グッゲンハイム美術館前でのジャズの演奏 | ノイエ美術館前ではブロードウェイミュージカルにもなったブレヒトの「三文オペラ」などのドイツ・オーストリアの音楽 |
人気のある美術館は入館に列が出来ていたが、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館には行ってみた。かつてはクーパー・ヒューイット家のマンションだっただけに外観も内装も素晴らしい建物。
1730年~現代に至るまでのロココ調の美術品が特別展として公開されていた。右の画像は食器(HPより)
何よりも面白いのは、5番街の地面が一般市民のキャンバスになること。
大人も子供もチョークを片手に思い思いの絵を路上に描いている姿は真剣そのもの。中には、子供を路上に寝かせて、まるで子供の死体がそこにあるかのように身体の周りをチョークでかたどっているパパも居て、周りから笑いを誘っていた。
メトロポリタン美術館前も、普段にはない光景に。
ミュージアム・マイル・フェスティバルとは よみタイムより 1970年代、財政危機下にあったニューヨーク市は、アートの支援を高める為、そして新しい入場客を増やす為に、5thアヴェニュー沿いに立ち並ぶ美術館、博物館の協力を得て、市民に一日だけ全館無料で開放するイベントを行った。 1978年の6月に行われた第一回目のフェスティバルは大成功。ニューヨークが誇る優れたアートを多くの市民、観光客に身近に感じさせただけではなく、イースト・ハーレムや高級住宅街のアッパー・イーストサイドなど近所の住民から、ダウンタウンのヴィレッジ、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリンなどからも人々が集まり、ニューヨークシティーがひとつになる一夜となった。また、フェスティバルは誰でも気軽に美術鑑賞ができるイベントとして、その後も各美術館の入場者数を増やし、市の活性化に大いに貢献している。 現在ではニューヨーク市の住民のみならず、毎年世界中から人々が訪れるビッグイベントとなり、この成功を賞賛して、ニューヨーク市がこの5thアヴェニュー沿い、82丁目から105丁目までの約1マイル(1.6km)を、「ミュージアム・マイル」と命名した。
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