ジンバブエのヴィクトリアフォールズから車で1時間半程度で隣国のボツワナのチョベ国立公園に行くことが出来るので、日帰りでチョベ国立公園のサファリツアーに参加した。
ジンバブエとボツワナの国境では、車を乗り換えることになるが、FOOT & MOUTH DESEASE CONTROL ということで、予防の為に人間は薬品の散布された布の上を踏んで歩き、車も液体の入った場所を通ってタイヤを洗浄する。ボツワナへは肉類やミルクの持ち込みも禁止とのこと。
ブラジルからアルゼンチンに行った際も、ブラジルで口蹄疫が発見された為、アルゼンチンに入るには同様のことが以前は行われていたが。
カサネ KASANE という街にあるモワナ・サファリ・ロッジから午前中は船に乗り、チョベ川をクルーズしながら動物達を観察することに。
チョベ川は、下流でザンベジ川と交わるが、この地はボツワナ、ジンバブエ、ザンビア、ナミビアの4つの国が隣接している場所でもある。
ここには猿は一種類生息している。大トカゲは我々には暖かく感じる気候でも一応冬なので冬眠するとのこと。
さまざまな水鳥が居て、魚を狙っているヒメヤマセミ(Pied Kingfisher, Ceryle rudis)(画像左)、羽を太陽に向けて乾かしているアフリカヘビウ(African Darter, Anhinga rufa)(画像中央)、ミナミベニハチクイ(Southern Carmine Bee-eater, Merops nubicoides)が虫を獲ったところのもの(画像右)など。
サンショクウミワシ(African Fish-Eagle, Haliaeetus vocifer)や、アフリカクロトキ(African Sacred Ibis, Threskiornis aethiopicus)達ものんびりそれぞれの時間を過ごしている。
ビッグ5と言われる動物5種類がサファリの目玉。いずれも大きく獰猛でハンティングをするのが大変だったことから選ばれた5種類だが、ゾウ、バッファロー、ライオン、ヒョウ、サイとなる。
まずいきなりバッファローが水辺で昼寝をしているのに遭遇。これは大きな角があるのでオス。
イノシシやワニ、そしてカバなどがあちこちに居る。ワニの寿命は120歳とのこと。
カバは実は体重が重すぎて泳げないので、足の届く深さまでしか行かないのだそう。
そして、このチョベ国立公園と言えばやはりゾウ。7万頭以上のアフリカゾウが生息し、ゾウの生息密度では世界一。オスは頭の部分が平らで、メスは頭がオスよりもとんがった感じで雌雄ともに牙がある。右ききのゾウの牙は右が長く、左ききのゾウの牙は左が長いとのこと。視力は良くないが、嗅覚と聴覚に優れている。
いきなり群に遭遇。小象は砂浴びをしていた。子供のゾウでもゆうに100キロはある。
ふと川を見ると、5頭のゾウ達がいきなり川にズンズン入って対岸に渡ろうとしている。パークレンジャーの人によると、以前ボツワナ側で大量にゾウが殺され、ゾウは寿命が長く未だ記憶にあるものも居るので、食事をしにボツワナに来ても必ず対岸のザンビアに帰って行くゾウが居るとのこと。
すると、若い一頭と小象がいきなりじゃれて我々の目の前で遊び始めた。小さい小象の背中に大きな象が乗るような形となり、大きな方が鼻で小さな方の頭を抑えるなどして小さい方を沈めているもよう。
最初は大きな方が小さなゾウをいじめているのかと思ったが、なんと途中で大きな方は疲れたのかきびすを返して親ゾウの居る陸地に向いはじめ、小象はそれでも遊ぼうよと誘っていたが、最後は諦めてしぶしぶ陸に上がっていったのが可愛くもあり、なかなか面白かった。
午後の陸路のサファリは
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