その1 からの続き

午前中のチョベ川クルーズによる観光を終え、モワナ・サファリ・ロッジに戻って昼食を。
画像では非常にわかりにくいが、奥のトレイには、ヨハネスブルグ郊外のサントンで食べた とうもろこしのSADZA の紫色版のような物が。
一緒に食べていた南アからの観光客の女性に聞いたところでは、ボツワナ料理も南ア料理も非常に似ていて、紫色の物はとうもろこしではなく、他の穀物から出来ているとのことだった。ヒエかアワ系のような気もするが、お互いにその植物の英語名がわからず。。。
彼女は普通に英語を話すが、レンジャーさんなどとは何か他の言葉で会話していたので、その言葉について聞いてみた。
南アでは英語教育がなされているが、オランダからやってきた白人が話すアフリカーンズ(ほとんどオランダ語に近い)を始め、ズールー族などが多いのでズールー語など合計12もの言葉が使われている。
ジンバブエでは主にンデベレ語、ボツワナではツワナ語が英語のほかに話され、いずれも似たような言語なので意志の疎通は出来るとのことだった。
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昼食後は今度は陸をジープで行くサファリのゲームドライブを。
日本語でゲームというと遊戯のこととしか思いつかないが、英語の game には実際には色々な意味がある。
遊戯・娯楽・冗談・競技・勝負・勝負の点数・勝利策略・勝利・競技会・実技科目・方針・もくろみ
そして、(集合的に)猟獣(鳥・魚)・獲物(の肉)   など。。。(GOO辞書より)

チョベ川添いのブッシュの中や川沿いを散策すると、次々と色々な動物達に出会えた。

川沿いの土のあちこちに大きな穴が掘られていて、それはゾウが砂浴びなどをした跡とのこと。
インパラにそっくりのこの鹿は、プク PUKU と言ってこのボツワナのチョベ国立公園内とザンビアにしか生息していない。見分け方はお尻に黒い線があるインパラに対し、このプクは真白のお尻。(下に走るインパラの画像と見比べて下さい)
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イノシシも我々のジープを恐れることもなく、すぐそばで何か土の中の食べ物を物色中。首が短いので、前足を曲げて跪くようにしているのが何とも滑稽。
目に鮮やかなこの鳥は、Lilac Breasted Roller(Coracias caudatus) 和名はライラックニシブッポウソウ。昆虫などを捕食するとのこと。
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と、ジープでサファリロードをゆっくり走っていると、横からゾウのファミリー登場。丁度、彼らの進行方向を我々のジープがさえぎるような位置で停めた為、我々の目の前で先頭のゾウはしばしじっと固まって、どっち側から避けて行こうかなぁと思案していたようだが、我々の真後ろを通って行くことに。手前の黒い人影は私の隣に乗っていた南アの女性の横顔の一部なので、いかに目の前に居たかわかるかと。
インパラが走りだしたので、レンジャーさんが並走してくれた。ポンポンと跳ぶようにして走るがその姿がとても格好良い。(良く見るとちょっとカメラ目線かも。)
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キリンもあちこちにウヨウヨ。キリンはとても視力が良く、遠くからでも我々を見つけて、はるか彼方のブッシュの上から顔を出して我々を眺めていた。
キリンは、その首が長い為に心臓から脳まで血液を送るのがなかなか大変。心臓は12キログラムもの大きさで、心臓のあるだいたい高さ3メートルの位置から、頭のある5メートルの位置までの2メートルを高い血圧で血液を送るシステムとなっているが、水を飲んだりする際にはその頭を下げなければならない。
いきなり水を飲んでいた頭を5メートルも上げて立ち上がると、くらっと貧血になってしまうため、彼ら独特の機能のワンダーネットという毛細血管の塊があり、下げた頭に多量の血液が流れ込まないように調整するシステムがあるとのこと。
キリンの斑点は個々に異なり、まるで人間の指紋と同じ。
3頭のうち真ん中のキリンの斑点が一番色が濃く、左のキリンが一番薄い色だが、濃いほど年齢が上とのこと。
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そばで観ると、長い舌を枝に巻きつけるようにして葉を食べていた。
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遠くのブッシュの上にも頭をにょきっと出したキリン達が悠然と歩いていく様子は面白かった。
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チョベ川の湿地のエリアではゾウの大集団に遭遇。とても圧巻な光景だった。
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文字数制限により、その3