朝5時半にドアをノックして起こしてもらう。
日没後と日の出前は動物が居て危険なので、レストランなどのある母屋まではゴルフカートのような車で送迎してもらった。

まず、マフィンとクロワッサン、フルーツジュースに紅茶各種、コーヒーを。
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早朝は冷えるので、毛布や湯たんぽがあり、部屋に用意された望遠鏡と共に大変お世話になった。
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我々のジープは、レンジャーのティムさんが運転と説明を、ジープの前に設置された特製の椅子にソロモンさんが動物を見つける為にスタンバイ。念の為にジープにはライフル銃を装備。
この日は朝は曇っていたので、あまり動物達が出て来なかったが、ラッキーなことにライオンのオスに遭遇。ソロモンさんの足の前をかすめるように歩いて行ったのには驚いた。
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この雄ライオンは、兄弟2頭といたが、前足片方を怪我したので仲間から外され、現在は一匹で行動しており、餌は上手く狩りが出来ないのでハイエナやヒョウのおこぼれをもらっている。動物保護区とは言え、あくまでも自然の環境の所に人間が観察に訪れるだけなので、何も人間は手を貸すことはしない。
野生のライオンの場合、オスの寿命は8~9歳、メスで13~14歳、一方動物園などではだいたい23歳程度まで生きるらしい。
このオスで7歳程度なので、余命は後1~2年と言ったところだが、このライオンの鬣は特に黒く、非常にメスに好まれるとのこと。
いくら身体が大きく強くても、メスには、身体が小さくても鬣が黒い方が良いらしい。それはヒョウの模様の濃い方がメスに好まれるのと同様で、自然界では薄い色の物よりも濃くてはっきりした色のオスが好まれるということらしい。
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見晴らしの良いエリアでティータイム。
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徐々に鳥や鹿が現れた。左はクロハラチュウノガン(Black-bellied Korhaan, Lissortis melanogaster)、右はムジハイイロエボシドリ(Grey Go-away-bird, Corythaixoides concolor)
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左は、クロヒゲゲラの♀(Bearded Woodpecker, Dendropicos namaquus)
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ロッジに戻って朝食を。朝からスパークリングワインも。
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ビュッフェ形式に加え、お料理も注文でき、ポーチドエッグとキッパー(イギリス等で食べられる鰊の燻製)とトマトのグリル(画像左)と、スクランブルエッグとソーセージとベーコンを。
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10時からはティムさんとウオーキングツアー。危険なので一列で歩き、バッファローなどを見たら即ひきかえすようにとの指示。
動物達の蹄の跡や糞をチェックしつつ歩いていく。
ハート型のような足跡はウオータバック、2つの肉球と4つの爪はハイエナ、バッファローの蹄の跡(画像)など。
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シルバークラスターリーフの木。葉を噛むと渋いが麻酔の効果が。
この木の幹に虫が寄生しその虫を覆うように木が膨らみ、虫がいなくなればその中が空洞になることから、それを人間は笛にしてサバンナでの連絡手段としていた(画像左)
WARTHOG イノシシの巣(画像右)。巣の正面に居ると出て来ると猪突猛進し危ないので横から巣の上の部分を踏んで振動を与えてみたが、あいにく外に出かけていた模様。
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ヌー BLUE WILD BEAST が(画像左)。
TAMBOTI TREE の木は、狩の時の毒に使われ、樹液が目に入ると失明、煙を吸うと下痢などになる。カバはお構いなしにマーキングの糞をこの木の幹にかけていた。
画像右はバッファローの糞。ゾウは消化機能が発達しておらず枝などがそのまま出て来てオレンジ色を帯びており肥料などに向いているが、バッファローは消化機能が発達しているので養分があまり糞には残っていない。
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