その2 からの続き

昼食、そしてアフタヌーンティを終えて、午後4時からイヴニングゲームドライブ(夕方のサファリ)に行く。

ヌー(=Blue Wild Beast)の群れ、シマウマにすぐに出会えた。
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3頭の雄のシロサイが居た。一頭、だいたい2.5トンの大きさで、我々のジープの前を悠然と横切って行ったのは壮観だった。
レンジャーのティムさん曰く、雄はそれぞれナワバリを持っているので、雄が3頭も一緒に居ることは非常に珍しいとのこと。自分のナワバリに水源がない場合、ほかのサイのナワバリにお邪魔して水をもらうことになり、それはお互いに認め合っているとのこと。画像左の右端のサイがお邪魔しているサイらしく、大きな水場ではなく、小さい方から飲んでいる。
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ヒョウを探しに行ったはずだったが、偶然ゾウに遭遇。目の前の木々をモリモリと倒しては食べていた。見ていると、上手に前足と鼻を使って木を押し倒したりして食べているのだが、その前足の使い方は親から、特に母親から子ゾウが学ぶのだとか。
現在クルーガーに約3万頭のゾウが居る。ゾウの歯は10年ごとに生え換わるが、1日18時間は動いているとのこと。
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すっかりサバンナにも日が暮れ、広めの草原で鶏などのおつまみと一緒にワインやミニボトルのお酒などで一息。
南十字星がとても綺麗で、未だ月が昇る前には、天の川やさそり座などが非常に綺麗に観られた。モンゴルの草原での夜空も非常に綺麗で人工衛星が動くのまで見られたが、あいにく今回は月があったので、そこまでは見えず。
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ゾウの骨もあった。このゾウは特に大きくその存在感は凄いものだったそうだが、現在もその骨はそのままに。
非常に驚いたのは、満天の星明かりとは言え、ジープの先頭に居るソロモンさんが暗闇をサーチライトで左右に照らしながら何かいれば運転をしているティムさんに手で合図を送って車を停車させるのだが、そのサーチライトの動きと同じように目を動かしていても我々には何も見えないが、彼は茂みの中のカメレオンを発見。さすがのティムさんも、そばまで行っても未だわかなかったようだった。ソロモンさんにどうして見分けられたのか?と聞いてみたところ、木々の葉の色に擬態させていても、カメレオンの色は葉とは少し違ったからと。。。アマゾン川の暗闇でのクルーズ で、見事にワニを見つけたレンジャーさんにも感服したが、ワニの場合は光を当てると目が光るが、カメレオンは大きくもなく目が光ったわけでもないので、その捜索能力には脱帽。
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ロッジのディナー用の場所で、満天の星空のもと、かがり火とランプの明かりだけでの食事を。
この日一緒にサファリに出たアメリカからの父娘と、レンジャーのティムさんと一緒のテーブルで。ティムさんは英国系の末裔なので、南アの白人が話すオランダ語に非常に似たアフリカーンスは話さない。サファリの話やアメリカの話、ひいては隣国のジンバブエの憂う政治の話など、色々と話が出来て面白かった。
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★前菜 クドゥーの燻製、サモサ風より
鹿の中でも非常に大きくて強いクドゥー、ボツワナで観た時の画像は こちら
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★スープ 豆のスープ(画像なし)

★GEMSBOK(オリックス)のステーキ、お魚のソテー
一度オリックスのお肉を食べたくて注文してみたが、切ろうとするとテーブルが揺れるぐらい硬かった。
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★デザート チョコレートケーキ
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食後は、バーでしばらくバーテンダーさんとティムさんと4人で。バーテンダーさんはシャンガーン Shangaan族で、シャンガーンの言葉を話すと言っていた。12もの言葉が話される南アにあっては、白人だけでも英語や、オランダ語に近いアフリカーンス、もともとの現地のアフリカ系の人達ですら色々な部族や言葉がある。ティムさんだけの時に、色々と異文化や違う言葉があるけれどお互いに尊重しあっているんですね、と言ったところ、そうする人もいるがそうでない人もいるよと。
MARULA という木から採れた樹液で作った南アの有名なお酒の AMARULA を(画像左)。まるでカルアミルクのようで甘くて美味しい。ズールー族は、この雄の木の樹液を妊婦が飲めば男の子が生まれ、雌の木の樹液を飲めば女の子が生まれるという迷信があるとのこと。
地元のブランデーも試してみたが、美味しい。
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