友人夫婦に案内してもらって、ケープタウン市街から喜望峰方面へ。

ケープ半島のフォルス湾沿いを南下して喜望峰やケープポイントに行く途中、まずは腹ごしらえ。
コーク・ベイ Kalk Bay という場所に、ちょっとヒップなカフェ OLYMPIA CAFE があり、ブランチなどを出してくれる。客層は全て白人で次から次にお客さんがやって来ており、メニューも洋風、アフリカに居るとは思えない。
田舎風オムレツ(画像右)は具だくさん。
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少し南のフィッシュホーク Fish Hoek では、魚市があり、漁船の停泊しているすぐそばではアシカ?オットセイ?がそこを住みかにしているようだった。
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さらに南にあるボルダーズ・ビーチ Boulders Beach は、ケープ・ペンギン(アフリカン・ペンギン)の生息地。巣があちこちにあり、グレーの羽毛を持った子供達が居て、親が毛づくろいをしてあげるなどしていた。手の届くぐらいのそばまで接近することが出来るが、近づき過ぎると、首をかしげるようなしぐさで威嚇してくる。最初はそれが威嚇の動作と知らなかったので、その小首をかしげたポーズも可愛く見えてしまったぐらい。
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ケープ半島の最南端にある7750ヘクタールある喜望峰自然保護区へ。喜望峰がアフリカ大陸の最南端かと思いきや、それはアグラス岬であり、半島の最先端でもない。最先端はケープポイント。
まずは駐車場からケーブルカーで上がり、半島の高い部分から眺めてみた。海抜248メートルの展望台から半島の最先端のケープポイントを望む(画像左) 展望台には、NYまで12,541KM、シドニーまで11,642KM、シンガポールまで9,667KM、ロンドンまで9,623KM、エルサレムまで7,468KM などと表示されている。
因みに、ウオーターフロントにも同様のポールがあり、そこには大阪までの距離も表記されているとか。(何キロか、はたまた何故東京でないのかも不明)
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展望台から尾根伝いの道があるのでそこまで行ってみると、南に向って(海に向って)右側が大西洋、左側がインド洋となり、その二つの海がぶつかり合う部分が白く筋となって見える。
もともと、展望台として使われる前にそこに灯台があったそうだが、霧で見えないことが多いため、1919年に海抜87メートルの半島の先に灯台が作られたとのこと。
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最先端の部分から展望台方面を振りかえる。崖の先に見えるのが喜望峰のある半島。
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半島には、独特の植生があるようで、肉厚な葉を持った背の低い植物が多く、黒いトカゲが多かったがまるでゴムのおもちゃのよう。
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展望台から今度は喜望峰のある半島まで遊歩道が続いているので歩いてみた。それはそれはとても気持ちの良い景色だった。
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喜望峰を発見したバルトロメウ・ディアスの名を付したディアスビーチはとても綺麗で、サーフィンをしている人達も。
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ディアスビーチの先の半島を越えたところに、喜望峰の標識がある。
最南端はアグラス岬なので、いささか苦し紛れの書き方だが、「アフリカ大陸の最南西端」と。
当初、この岬は発見者のディアスによって「嵐の岬 Cape of Storms」と命名されていたが、15~16世紀のポルトガル国王マヌエル1世が、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念して、ポルトガルに希望を与えるという意味で「喜望峰 Cape of Hope」と変えたとのこと。
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その2 に続く