毎年セントラルパークでは、「サマーステージ SUMMER STAGE」と称して、色々な音楽やダンスなどが7月~8月半ばまで公演され、今年は23回目となる。
ラムジープレイフィールドで行われるので屋外での観覧となり、基本的には無料のイベントで、今期は人気の2つの演目のみ有料となって他の無料イベントがサポートされている。

サックス奏者のソニー・ロリンズのコンサートに行ってみた。
中央部分に置かれた75ドルの椅子席は完売、周りの人工芝のフィールド席や後方の階段状になったブリーチャー席が32.5ドル。
席が決まっているわけではないので、開場前から列が出来ていたが、そこにソニー・ロリンズのビデオの収録の一貫としてインタビューが行われていた。
客層は白人、アフリカ系、少数ながらアジア系など、年齢層もさまざまだったが、来月で78歳となるソニー・ロリンズのコンサートに、17歳の少年が開演前の列で待っていたのでインタビューされていた。
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ソニー・ロリンズは、歩く姿は腰が前に曲がり、左右の肩を大きく揺らしながらゆっくりと歩くので年齢が感じられるが、一旦演奏が始まると、曲がっていた腰もまっすぐになり、時折後ろに反るようにしてサックスを演奏。
トロンボーン、ギター、ベース、パーカッション二人を従えての演奏で、それぞれのソロパートの時以外はフルに演奏し、休憩なしの2時間弱のコンサート。
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ソニー・ロリンズの大ファンというコネチカットからやって来たおじさんとしばし話したが、色々な場所で行われたソニー・ロリンズのコンサートの写真を持って来ていたので見せてくれた。
この日もプレス席から写真を撮っていたので、後でその写真を見せてくれたり。

パワフルで、かつ遊び心もあるようなソニー・ロリンズの演奏は、勿論息が弱い部分などもたまにはあったが、それがまた味のある演奏となり、歩く姿とは全くの別人でとても良かったかと。