メトロポリタンオペラ劇場での2008-2009シーズンは9月22日に開幕する。そのチケットの発売は、春からサブスクリプションという形でメト側が組んだセット売りを先行販売し、来週月曜の8月18日からは一般の個別売りが開始される。
昨年の個別売り初日には、3時間以上並んで買うことになり結構大変だったので、今年はサブスクリプション買いをすることにした。昨年の様子は こちら
サブスクリプションでは、メト側が演目を組み合わせる為、興味のない演目や合わない日程などのチケットが含まれることもあり、サブスクリプション買いをした人だけはチケットの変更が認められている。そのチケットの交換は(ABTでも同様だが)、一般売りの一週間前、つまり8月11日から開始された。
昨年の個別売り初日には、3時間以上並んで買うことになり結構大変だったので、今年はサブスクリプション買いをすることにした。昨年の様子は こちら
サブスクリプションでは、メト側が演目を組み合わせる為、興味のない演目や合わない日程などのチケットが含まれることもあり、サブスクリプション買いをした人だけはチケットの変更が認められている。そのチケットの交換は(ABTでも同様だが)、一般売りの一週間前、つまり8月11日から開始された。
昨シーズンから2010年までかかると言われているリンカーンセンターの大々的な改修工事の為、2週間前には入れたメトロポリタン劇場の入り口すら閉鎖され、昨年やこの春のABTチケット販売時の待ち方とは大きく異なり、地下駐車場方面の地下入り口から劇場に入り階段づたいに劇場内入口を経由して窓口までという不思議な配列での待ち方となった。
ホームページでは朝10時に窓口が開くとのことだったので、9時半に呑気に行ってしまったところ、すでに長蛇の列。聞けば先頭の人は朝6時から並んでおり、窓口も朝9時に一時間早めて開けたとか。
一般売りの日の列と異なるのは、オペラファンに変わりはないが待つ人達がとても高齢なこと。毎年このチケット交換劇は恒例の人も多いようで、椅子や読み物などを持参している人など。その人達もが驚いたのは、この日は交換だけでなく、今年は更に個別の追加購入が窓口で出来るとの通達が。すでにサブスクリプションを申しこんだ人は個別にチケットが電話や郵便で買えるのだが、この交換の日に一般売りをするということは、ますます一人当たりの窓口での時間がかかることが必至で、ということは、我々はますます待たねばならないということ。何年も来ているおばあさんも、今年が一番最悪に列の進みが悪いとこぼしていた。
ホームページでは朝10時に窓口が開くとのことだったので、9時半に呑気に行ってしまったところ、すでに長蛇の列。聞けば先頭の人は朝6時から並んでおり、窓口も朝9時に一時間早めて開けたとか。
一般売りの日の列と異なるのは、オペラファンに変わりはないが待つ人達がとても高齢なこと。毎年このチケット交換劇は恒例の人も多いようで、椅子や読み物などを持参している人など。その人達もが驚いたのは、この日は交換だけでなく、今年は更に個別の追加購入が窓口で出来るとの通達が。すでにサブスクリプションを申しこんだ人は個別にチケットが電話や郵便で買えるのだが、この交換の日に一般売りをするということは、ますます一人当たりの窓口での時間がかかることが必至で、ということは、我々はますます待たねばならないということ。何年も来ているおばあさんも、今年が一番最悪に列の進みが悪いとこぼしていた。
結局4時間10分待ってようやく窓口までたどり着き、無事に交換等をすませることが出来たが、日頃から栄養過多で体力には自信のある私ですらずっと立ったままの4時間10分はさすがにきつかった。ところが周りの高齢者は椅子に座っている人もいたが、そのほとんどが立ったままで、とにかく元気。
ワグナーなどのオペラになると上演時間が6時間などがザラなので、オペラファンは基本的に基礎体力が備わっているのかも。
列の前後の人達と皆仲良く話をしたり、お互いの新聞を回し読みしたりして時間を過ごすのだが、途中でメトからの差し入れとしてクッキーが何度も回って来た。カーネギーホールでのチケット発売日にはコーヒーなども出たということだったので、どうやらそれを見習ったらしい。
さすがに高齢者に何時間も立ったまま待たせるリスクもあることから、白衣を着た女医さんまで巡回してきたのには驚いた。
無事に買い終えて帰る際には、私が並び始めた場所よりも延々と長い列が駐車場にまで広がっており、一体その人達が何時間待ったのかと思うと想像するだけで大変そう。
オペラファン(=オペラヘッド)のパワーというのは凄いと聞くが、見るとファミリーサークルという一番安い桟敷席(15ドル)のチケットを何枚も購入している人達も多い。
一方パトロンと言われる寄付をしている人達はその長い列に加わる必要はなく、すぐに窓口にたどりつけるが、15ドルのチケットの綴りを持っている人達も、寄付をしている人達も、そのオペラに対する情熱に変わりなく、そういう人達がメトロポリタンオペラを支えていると実感した4時間10分でもあった。
ワグナーなどのオペラになると上演時間が6時間などがザラなので、オペラファンは基本的に基礎体力が備わっているのかも。
列の前後の人達と皆仲良く話をしたり、お互いの新聞を回し読みしたりして時間を過ごすのだが、途中でメトからの差し入れとしてクッキーが何度も回って来た。カーネギーホールでのチケット発売日にはコーヒーなども出たということだったので、どうやらそれを見習ったらしい。
さすがに高齢者に何時間も立ったまま待たせるリスクもあることから、白衣を着た女医さんまで巡回してきたのには驚いた。
無事に買い終えて帰る際には、私が並び始めた場所よりも延々と長い列が駐車場にまで広がっており、一体その人達が何時間待ったのかと思うと想像するだけで大変そう。
オペラファン(=オペラヘッド)のパワーというのは凄いと聞くが、見るとファミリーサークルという一番安い桟敷席(15ドル)のチケットを何枚も購入している人達も多い。
一方パトロンと言われる寄付をしている人達はその長い列に加わる必要はなく、すぐに窓口にたどりつけるが、15ドルのチケットの綴りを持っている人達も、寄付をしている人達も、そのオペラに対する情熱に変わりなく、そういう人達がメトロポリタンオペラを支えていると実感した4時間10分でもあった。
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