グッゲンハイム美術館や、日本では旧帝国ホテルやヨドコウ迎賓館を設計したフランク・ロイド・ライト氏が設計した落水荘(Falling Water) を見学に行った。
カウフマン夫妻の夏の家だったが、一人息子は妻帯せず養子もとらなかったので、1989年に彼が死去してから一般公開されるようになった。その1 からの続き


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ラウンジの外のテラスから台所の方を見ると、その階上まで同じような窓が続いている。(その窓については後述)
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階上の寝室へ。この母屋の窓の中で唯一ブライドが付いている。
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部屋から上階のテラスに出るが、そこに至るまでの部屋と部屋をつなぐ廊下は狭く暗い。その暗い廊下から、ベッドルーム、そして外へと突然明るさが変わるように意図され、画像でもわかるように、長身のアメリカ人男性だとドアの出入りに頭がつかえる程天井が低い。これは、あえて低い天井にすることで窓の外を意識させ外の自然に目を向けさせて、外に出てより開放感が得られるように設計されているとのこと。
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家具調度などいずれも素晴らしく、何気にティファニーのランプがテーブルサイドにあったり、ベッドの傍らにはピカソなども。
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一階のラウンジ外側のテラスから眺めた窓は、中から開けると、蝶番に当たる角の部分が完全に開く構造となっている。その窓づたいの壁には、何気なく安藤広重など浮世絵が多くかかっていた。
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面白い階段を上がると最上階で、書斎兼寝室となっている。ベッドは案外小さい。スカンジナビア製の椅子など。
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階下に降りて、渡り廊下を渡り一旦外からゲストハウスへ。ゲストハウスの棟は母屋よりも高い位置にあり、ループした階段を上がっていく。
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階段の上に取り付けられた屋根は片側の柱だけで支えられている。母屋とゲストハウスとの間には大きな樹木があるが、ライト氏は、頑強な樹の根や幹が建築物を破壊していくということで切ることを主張したが、カウフマン夫妻は樹はそのままにするよう譲らなかったとのこと。
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ゲストハウスは、母屋よりも天井が高くなっており、より光彩も入り開放的な印象を受けるがテラスはない。当時のトレンドとして、ソファーでも寝られるようにということで長いソファ。このリビングにも多くの浮世絵がかかっていた。
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かつては駐車場として使っていた部分を今は観光客用に見せるオーディオルームとなっている。

再び母屋に戻ってその外観をしばし堪能。
設計された70年前には奇妙に見えたそうだが、現代でも通用するモダンな家(母屋は4ベッドルーム、ゲストハウスは1ベッド)だった。
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落水荘のテーマとなった川の上流を少しだけ歩いてみた。
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落水荘見学後はもう一軒近くにライトが設計したケンタッキーノブ Kentucky Knob邸があるので、そちらへ。その3に続く。