9月17日からNYフィルハーモニックオーケストラの2008-2009年シーズンが開幕するにあたり、その日の夜行われるガラコンサートのオープンリハーサルが行われるとのことだったので行ってみた。
通常のシーズン中に何回か行われるオープンリハーサルは、事前に16ドルで入場チケットが購入出来るしくみだが、この日のリハーサルに関しては無料で、リハーサルは朝10時からだが8時から入場券が配られるという方式。今年で2回目。
通常のシーズン中に何回か行われるオープンリハーサルは、事前に16ドルで入場チケットが購入出来るしくみだが、この日のリハーサルに関しては無料で、リハーサルは朝10時からだが8時から入場券が配られるという方式。今年で2回目。
一番早い人で朝4時半から並んで待っていたというが、さすがに平日の朝開催ということもあり、クラシック音楽ともなるとファン層が限られているので、2000人程度と言ったところだったかも。
テレビ局のNY1が取材に来ており、土曜日のエンターテイメントニュース担当の女性がNYフィル理事長のザリン・メータ Zarin Mehta 氏や、今回の無料コンサートのサポーターとなったクレディ・スイスの担当者をインタビューしていた。ザリン・メータ氏は、指揮者のズビン・メータ氏の弟。
8時のチケット配布時から、NYフィルのメンバー5人が、待っている我々の列の前で、シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」など軽い数曲を演奏。入場できる9時前には、会場となるエヴィリー・フィッシャー・ホールのテラスから演奏で迎えてくれ、この日の演目のひとつであるチャイコフスキーの交響曲第4番のさわりを演奏し、待っている間も観客を楽しませてくれた。観客の中には「もう終わり?」ともっと聴きたいと言っている人もいたぐらい。
指揮:Lorin Maazel
前半:TCHAIKOVSKY Symphony No.4 in F minor, Op. 36
Andante sostenuto - Moderato con anima
Andantino in modo di canzona
Scherzo, Pizzicato ostinato : Allegro
Finale : Allegro con fuoco
BERLIOZ Roman Carnival Overture, Op. 9
後半:IBERT Concerto for Flute and Orchestra
Allegro
Andante
Allegro xcherzando
フルート:Sir James Galway
テレビ局のNY1が取材に来ており、土曜日のエンターテイメントニュース担当の女性がNYフィル理事長のザリン・メータ Zarin Mehta 氏や、今回の無料コンサートのサポーターとなったクレディ・スイスの担当者をインタビューしていた。ザリン・メータ氏は、指揮者のズビン・メータ氏の弟。
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8時のチケット配布時から、NYフィルのメンバー5人が、待っている我々の列の前で、シナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」など軽い数曲を演奏。入場できる9時前には、会場となるエヴィリー・フィッシャー・ホールのテラスから演奏で迎えてくれ、この日の演目のひとつであるチャイコフスキーの交響曲第4番のさわりを演奏し、待っている間も観客を楽しませてくれた。観客の中には「もう終わり?」ともっと聴きたいと言っている人もいたぐらい。
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指揮:Lorin Maazel
前半:TCHAIKOVSKY Symphony No.4 in F minor, Op. 36
Andante sostenuto - Moderato con anima
Andantino in modo di canzona
Scherzo, Pizzicato ostinato : Allegro
Finale : Allegro con fuoco
BERLIOZ Roman Carnival Overture, Op. 9
後半:IBERT Concerto for Flute and Orchestra
Allegro
Andante
Allegro xcherzando
フルート:Sir James Galway
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指揮の最中は椅子は使わなかったが、御歳78歳ということもあるが、指揮台への上がり降りなど、老齢を感じさせる動きだったかと。
リハーサルということで、団員もTシャツにGパンなど、それぞれの普段着で、マゼール氏ジャケットは着ていたがネクタイはなし。
しかし、今回のリハーサルにはテレビカメラが10台入っていて、テレビ放送や追ってネットでも公開するとのこと。
前半のチャイコフスキーではマゼール氏も演奏の途中で止めることはなく、ベルリオーズの曲は通して演奏し終えてから、最後をやり直していた。
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最初、彼も気持ち良く観客席の左右方向に身体を動かしながら演奏していたが、一旦マゼール氏が演奏を止めてからは、ゴールウェイ氏もアンダンテの最初のオーケストラの音が大き過ぎるなどと、お互い演奏を中断しては相談したり要望を言うようになり、コンサートマスターと3人で相談することも。
エヴィリー・フィッシャー・ホールの観客席の床は板張りなので、座っていても足を動かす際に靴が床に触れると音がたってしまうが、さすがに今回の観客は朝からわざわざ早起きをして並びに来るだけあって、非常に静かで携帯電話も鳴らず、皆で息を飲むように静寂を共有する部分などがあって、とても良かった。
しかし、しかし、、、それでも演奏中でも平気で帰ることに変わりはない。
主催者側からもリハーサルとは言え、動いてくれるなと事前に放送があったが、我関せずのアメリカ人気質なのだろうか。
ゴールウェイ氏の演奏は素晴らしのだが、マゼール氏と相談しながら演奏するので、曲が切れ切れになってしまう為か、あるいは12時を越えて時間的に余裕のなかった人なのか、退出する人が何名か居た。
さすがのゴールウェイ氏もこういうオープンリハーサルには慣れておられないのか、あるいはロンドン、ロイヤル、ベルリンにも所属されていたゴールウェイ氏なのでオープンリハーサルは体験されていても、演奏途中で平気で帰ってしまうNYの人達の動きが特異なのか、最初はそういう観客に目を見張っておられた。
しかし、しかし、、、それでも演奏中でも平気で帰ることに変わりはない。
主催者側からもリハーサルとは言え、動いてくれるなと事前に放送があったが、我関せずのアメリカ人気質なのだろうか。
ゴールウェイ氏の演奏は素晴らしのだが、マゼール氏と相談しながら演奏するので、曲が切れ切れになってしまう為か、あるいは12時を越えて時間的に余裕のなかった人なのか、退出する人が何名か居た。
さすがのゴールウェイ氏もこういうオープンリハーサルには慣れておられないのか、あるいはロンドン、ロイヤル、ベルリンにも所属されていたゴールウェイ氏なのでオープンリハーサルは体験されていても、演奏途中で平気で帰ってしまうNYの人達の動きが特異なのか、最初はそういう観客に目を見張っておられた。
ゴールウェイ氏は、ネクタイにシルバーのスーツといういでたち。彼のフルート演奏はとても素晴らしく、また技巧も凄いので、途中で何名かの人が感嘆のため息を漏らしていた。
最後には、彼の希望でアンコール曲のリハーサルもあったので、観客は大喜びだった。
最後には、彼の希望でアンコール曲のリハーサルもあったので、観客は大喜びだった。
スポンサーとなったクレディ・スイスは、ロゴ入りのエコバッグを配り、NYフィルからは今シーズンのチケットの15%割引券を配るというお土産付き。
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