今期で125周年を迎えるメトロポリタンオペラのオープニングガラに行った。
さすがにメトのオープニングガラだけあって、セレブの多いこと。
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「ER」などに出演していたジュリアンナ・マクギリス        ジェーン・フォンダ         ヘレン・ミレン

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テイラー・マムセンは一番カメラマンに人気       マーサ・スチュアート 夫人?の方に向いてしまったジョン・ラスゴー

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ヘンリー・キッシンジャー元補佐官とナンシー夫人      クリスティン・サザーランド

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遅くなり赤絨毯を走るフェイ・ダナウェイ   テレビ番組司会者(お名前失念)        有働さん

ライブでフォーダム大学キャンパスや、タイムズスクウェア、北米とアルゼンチンの映画館約500館でも同時放映。
メゾソプラノのスーザン・グラハムは大忙し。始まる前には赤絨毯付近で収録用撮影の司会をこなし、一回目のインターミッションではレネ・フレミングにインタビューをしていたそうで、二回目のインターミッションには、バーでカメラを前にマーサ・スチュアートと対談。
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今回はレネ・フレミングを看板にしているメト。昨シーズンは地下鉄やバスや公衆電話などのポスターが全てナタリー・デッセイだったが、今年は彼女の顔だらけ。
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この日の演目は3つの作品からなり、いずれもレネ・フレミングが演じ歌い分ける構成。
3つの役の為に有名デザイナーの衣装がお披露目されることもあり、「レネ・フレミングファッションショー The Renée Fleming Fashion Show」とも、彼女の名前を文字って「レネッサンス The Renéesance」とも言われていたほど。(舞台画像ワシントンポスト等より)

ラ・トラビアータ LA TRAVIATA ACT II
by Giuseppe Verdi
指揮:James Levine
フレミング用衣装:Christian Lacroix
Violetta : Renée Fleming
Alfredo : Ramon Vargas
Germont : Thomas Hampson ほか
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バリトンのトーマス・ハンプソンの声が良く響きとても良いように感じた。
技術的なことは全く良くわからないが、フレミングのコロラトウーラのような(それほど高音ではない)歌い方は初めて聴いたかも。
パリ郊外に住むヴィオレッタの衣装は、色とりどりのリボン風があしらわれていて、いささかファンシー過ぎるような気がした。

マノン MANON ACT III
by Fules Massenet
指揮:Marco Armiliato
フレミング用衣装:Karl Lagerfeld
Manon Lescaut : Renée Fleming
The Chevalier des Grieux : Ramon Vargas
Lescaut, Manon's cousin : Dwayne Croft
Count des Grieux : Robert Lloyd ほか
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1幕目の愛の為に身を引く為に苦悩するヴィオレッタとは対照的に、デ・グリューを誘惑する悪女風。彼が祈りを捧げていた台に彼女が上着を脱いで台に仰向けのようになるシーンでは、観客から声が上がるほど。

カプリッチョ CAPRICCIO Final Scene
by Richard Strauss
指揮:Patrick Summers
フレミング用衣装:John Galliano
The Countess, a young widow : Renée Fleming
Major-Domo : Michael Devlin
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1幕目、2幕目とこれでもかと、ダンサーや綱渡りする曲芸師や犬まで登場させた派手な舞台とは異なり、部屋のセットだけと地味だが、彼女のソロをじっくり聴くことが出来た演目。一番イキイキとフレミングが歌っていたような印象を受けた。

 
あくまでも私の趣味としてだが、あまりレネ・フレミングの声質が好きではないのだが、3種3様の彼女が一夜に観比べられて面白かった。
舞台衣装から舞台装置に至るまで全て全幕もののように上演しつつ、美味しい所つまみ食い状態のガラもなかなか良い。


1966年からそのままだったロビーのシャンデリアが今期新しくされ、5万個ものクリスタルからなるシャンデリアはスワロフスキーの寄付。
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追記:テイラー・スイフトではなくテイラー・マムセン