17日から始まったダンスフェスティバル。28のカンパニーが10日間に登場する。
27日で終了するのだが、6種類ある日程の5つ目を観に行った。

THE SUZANNE FARRELL BALLET
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Pithoprakta
振付:George Balanchine
音楽:Iannis Xenakis
ダンサー:
Elisabeth Holowchuk, Mattew Prescott, Violeta Angelova, Amy Brandt, Lauren Garside, Ashley Hubbard, Sara Ivan, Jordyn Richter, Indre Vengris Rockefeller, Michael Cook, James Reed Hague, Andrew Kaminski, Danny Scott, Ted Seymour
ワシントンDCのケネディセンターをホームグランドにしているバレエ団。
非常にコンテンポラリーなバレエ。主役の二人はソリストだった。


TALIA PAZ
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Love (excerpt)
振付:Sharon Eyal
音楽:Lisa Germano
ダンサー:Talia Paz
女性一人による。経歴を見るとバレエなどをしている女性だが、力強さやエレガントさや奇抜さが際立つわけではなく。。。


THE LOMBARD TWINS
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Lombard Play Piazzolla-The Dance Concert (world premiere)
振付:Martin & Facundo Lombard
音楽:Astor Piazzolla
ダンサー:Martin Lombard, Facundo Lombard
演奏:Octavio Brunetti Tango Septet Octavio Brunetti, Raul Jaurena, Sergio Reyes, Marco Granados, Adam Tully, Pedro Giraudo, Franco Pinna
アルゼンチンの双子のダンサー。
今まで他のダンスカンパニーは全て録音の音楽を流すにとどまっていたが、この二人のダンス時には舞台上にタンゴのバンドとして、ピアノ、フルート、アコーディオン、ドラム、ベース、ギター、バイオリンが生演奏をした。
双子ということもあるが、全く見た目も動きもシンクロしていて観ていて気持ちが良い。
体脂肪率が全くなさそうな、標本のような上半身だが、リフトなどの力技は全くなくほとんど二人の接触もなく、手足の角度や首の動きやスピンなど。
最後の観衆からの拍手喝采に非常に喜んでいて、(まるでUSオープンテニスの決勝で優勝したフェデラーのように)舞台の上に寝そべったが、そのようなリアクションをしたダンサーはいなかったので、観客も驚いていたよう。


KATE WEARE COMPANY
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The Light Has Not the Arms to Carry Us (world premiere)
振付:Kate Weare
音楽:Wolfgang Capellari, Gerard Pesson
ダンサー:Solo - Leslie Kraus, Duet - Douglas Gillespie, Kate Weare
ソロの部分は、今回の秋のダンスフェスティバルのパンフレットの表紙となった女性だった(画像)。
デュエットは振付もした女性と、男性によるものだが、案外短かかったかと。


GARTH FAGAN DANCE
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From Before
振付:Garth Fagan
音楽:Ralph MacDonald
ダンサー:Norwood Pennewell, Nicolette Depass, Steve Humphrey, Guy Thorne, Annique Roberts, Kaori Otani, Demetrius Blocker, Khama Phillips, Lynet Rochelle, Lindsay Benjamin, Solomon Dumas, Naimah Saleem
アフリカ系の人達ばかりの中にあって、一人だけ日本人ダンサーの女性が居た。NYのハンターカレッジを経て2005年に加入した方とのことだが、頑張っておられた。男女とも、身体にぴったりとフィットする衣装を着ていたので、アフリカ系の女性とアジアの女性の足やお尻の筋肉の付き方が違うのがわかる。
アフリカ系のダンスと言えばアルヴィン・エイリーがまず思い浮かぶが、また違った表現方法の人達だった。
終演後には、Garth Fagan氏本人が舞台挨拶をしに出て来ていた。