ユダヤ教の新年の祝日であるローシュ・ハシャナー(Rosh Hashana)が9月29日(月)の日没から始まった。10月1日(水)日没まで祝われ、ユダヤ暦でが5769年を迎えた。

折悪しく29日(月)にはNYの株価が暴落し、CNNでは、ジューイッシュの経済評論家の男性が解説していたが、司会者もせっかくの新年の日に出演してもらって申し訳ないとその評論家に言っていた。

「年の頭」に因んで魚の頭を食べたり、甘い(良い)新年を願って、蜂蜜をかけたリンゴ・パン、ツィメス・柘榴などが食べられるらしい。
新年前には、スーパーマーケットにもそれらの食べ物が売っており、その日が過ぎると安売りしていたり。
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以下、ジューイッシュの知人に教えてもらったことの備忘録:

1日目と2日目に、Gefelte Fishというフィッシュボール、Matzo Balls with Chicken Soup、Kreplachという餃子風(Dumpling)な物を食べる。
レストランでは食べず、各家庭で食べる。ジューイッシュ系総菜屋には作られた物があるかもとのこと。
パスオーバーの時は、パンのかけらでも家にあってはいけないので、お金持ちのジューイッシュの人はジューイッシュ系ホテルに泊まったりするが、新年はそのようなことはないので、ホテルに泊まることもない。
それぞれ3種類の食べ物は、新年以外の時期にも食べることもある。
新年から数えて7日目の日没から8日目の日没までは、一切水も食べ物も食べない Yom Kippur がある。Day of Atonementで、断食をする。その時は何もしないので、8日目の日没後は Break the Fastとして色々と食べるが、7日目の日没前に食べ物を用意しておく。食べ物はいきなり断食後に食べるので、肉類などではなく、身体に優しい軽いものを食べる。じゃがいもや卵などだが、いずれも丸い物は誕生や永遠を現している。