今年で6回目を迎えるNY市内のオープンハウス。マンハッタンのみならず、マンハッタンのみならずブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、スタッテン島の5つの区にある、さまざまな建物の約350種類もの場所が10月4日、5日の2日間に無料で公開されるので、いくつかに行ってみた。
ガイドツアーがあるものもあるが全て無料で、MOMA(NY近代美術館)の毎週金曜午後4時以降の入館者の入場料を無料とする寄付を行っている大手雑貨チェーンのターゲット社が、このオープンハウスを全てサポートしている。

MOMAなどの美術館は入場人数に制限があるので、事前に予約が必要。
普段の開館時間は午前10時半からだが、9時半に集合し、誰もいない美術館内を25名ほどのグループでキュレーターが案内してくれる。
今回のMOMAのテーマは「Home Delivery : Fabricating the Modern Dwelling」とのことで、丁度会期中のアメリカの住宅の変遷を6階の展示場で1時間程度、駐車場スペースに現在数戸建てられている次世代の住宅では、一軒の住宅担当者が1時間程度の説明をしてくれた。
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建物内の6階の展示場内は撮影禁止だったが、20世紀初頭からの建築の様子のビデオや、ログハウスからコンクリートハウスへの移行、建築家フランク・ロイド・ライト氏のスケッチなどが展示されていた。


駐車場のスペースには、5つの新しい住宅が展示され、CELLOPHANE HOUSEでは、そこにおられた担当者がさらに1時間ぐらいその建物についての解説をしてくれた。

CELLOPHANE HOUSE
建築家:Stephen Kierah, James Timberlake
アルミで出来た家。
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窓は、窓全体が外側に動くようなものだった。
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MICRO COMPACT HOME
建築家:Richard Horden, Lydia Haack, John Hopfner
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SYSTEM3
建築家:Oskar Leo Kaufmann, Albert Ruf
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BURST 008
建築家:Jeremy Edmiston, Douglas Gauthier
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リビングは広々としてテラスがある。ベッドルームの窓は壁と屋根の一部がデザインされた模様にくりぬかれていたり。
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オープンハウスのツアー時に配られた無料チケットで美術館内を自由に終日観ることが出来るので、特別展の写真展に行った。
NEW PHOTOGRAPHY 2008 と題されたもので、左は Josephine Meckseper 右は Mikhael Subotzky。
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午後からはグッゲンハイム美術館のオープンハウスに行ったが、それは追って別記事へ。